國家外貨管理局報道官、チーフエコノミストの王春英氏は5月の外貨準備高の変動狀況に関する記者からの質問に対して、「5月末現在の中國の外貨準備高殘高は3兆1010億ドル(1ドルは約108.2円)で、4月末比で61億ドル増加した。伸び率は0.2%」と回答した。中國新聞網が伝えた。
また王氏は、「世界的な貿易摩擦のエスカレート、英國EU離脫の不確実性といった各種要因により、5月の市場はリスク回避に傾いた。米ドル指數と世界の債券指數がやや上昇した。為替レート及び資産価格の変化などの要素が総合的に働き、外貨準備高が小幅増となった」とした。
さらに王氏は、「中國の経済発展は十分な柔軟性と高い潛在力を維持しており、外部からの衝撃に対応する能力が高まり続けている。中國の良好なファンダメンタルズは、外貨市場の安定運営を力強く支え、外貨準備高の全體的な安定に堅固な基礎を提供するだろう」との見方を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年6月10日