習近平國家主席は7日、ロシアのサンクトペテルブルクで同國のプーチン大統領と共に中露エネルギービジネスフォーラムに出席した。人民日報が伝えた。
両國の指導者は雙方代表による報告を聞いたのち、それぞれ挨拶を行った。
習近平國家主席は、「中國とロシアは互いに全面的な戦略協力パートナーであり、各分野における協力は深化し続け、両國の共同発展の振興を力強く促進している。エネルギー協力は両國の協力の中でも最も重要で、成果が最も多く、範囲が最も広い分野となっている。雙方は緊密に協力し、公平で公正、合理的で秩序ある國際エネルギー秩序を維持するために積極的な役割を果たしている」と指摘。
また習近平國家主席は、「中國とロシアのエネルギー協力は可能性が幅広く、その潛在力も大きい。プーチン大統領と共に、両國政府が両國企業の協力拡大のためにより優れたビジネス環境を創造し、より全面的な政策的支援を提供したいと考えている。新たな時代において、中國とロシアの全面的な戦略協力パートナーシップが強力に保障されることで、両國企業は必ず心からの団結を行い、両國のエネルギー協力がさらに高みへと推し進められ、両國人民の幸福感をより一層高めることができると信じている」と力強く語った。
プーチン大統領は、「ロシアと中國によるエネルギービジネスフォーラムは、昨年、私と習近平主席が共同でその成立を決定したフォーラムで、雙方が石油ガス、電力、再生可能エネルギーなどの協力拡大を模索するための重要なプラットフォームを提供している。現在、エネルギー協力はすでにロシアと中國の全面的な戦略協力パートナー関係における重要な構成部分となっている。また両國の協力発展の中でもその発展スピードが最も速い分野でもある上、雙方にとっても利益をもたらしている。ロシアと中國はエネルギーインフラの建設や貿易、技術研究開発といった面での協力が積極的な進展を見せており、重要なガスパイプラインと大規模な協力プロジェクトが計畫通り進められている。そしてロシアは中國企業がロシアのエネルギー市場に投資することを歓迎している。ロシア政府は関連の法律法規と政策を整え、外國企業がロシアに投資し、運営する上で優れた市場環境を提供している」とした。
同フォーラムには丁薛祥氏、楊潔篪氏、王毅氏、何立峰氏なども出席した。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年6月8日