中國側の発表した「中米経済貿易協議に関する中國側の立場」白書に米側が「失望した」とする聲明を出したことについて、外交部(外務省)の耿爽報道官は4日の定例記者會見で「米側の聲明は全く白を黒と言う詭弁だ。中國側の両白書を真剣に読むよう米側に提案する。これ以上獨善的に獨り言を言ってはならない」と述べた。
【記者】米通商代表部(USTR)と米財務省は3日、中國側の発表した「中米経済貿易協議に関する中國側の立場」白書に失望を表明し、中國側が協議で「前言を翻した」と再度指摘するとともに、米側の対中行動は中國側の不公正な貿易行為を阻止するためだとする共同聲明を発表した。米側の聲明にどう応じるか。
【耿報道官】米側の聲明は全く白を黒と言う詭弁だ。中國側は2日発表した「中米経済貿易協議に関する中國側の立場」白書で、中米経済貿易協議の過程を完全かつ正確に説明し、事実と真相を紹介した。白書は中米経済貿易協議における波瀾はいずれも米側が前言を翻し、コンセンサスに背き、信義誠実を重んじなかったためにもたらされたものであることを明確に指摘した。中國側が協議で「後退した」との米側の非難は、全く事実を歪曲し、逆ねじを食わすものだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年6月5日