商務部(省)は6日に報告書「米國の中米経済貿(mào)易協(xié)力からの利益獲得狀況に関する研究報告」を発表し、中米の経済貿(mào)易協(xié)力は両國と両國國民に実質的な利益をもたらしており、米國はその中から巨額の利益を得ていると明確に記した。米國の対中貿(mào)易赤字は米國が設けた対中輸出管制などの人為的な制約と市場の共同作用の結果であり、産業(yè)の競爭力、経済構造、貿(mào)易政策、米ドルの準備通貨としての地位などさまざまな要因の影響を受けており、米國は「損をしていない」という。人民日報海外版が伝えた。
同報告書によると、「米國は新政権が発足して以來、中米経済貿(mào)易協(xié)力における互恵?ウィンウィンの本質を顧みることなく、米國は対中貿(mào)易で『損をしている』との説を吹聴し、さらには貿(mào)易赤字問題を口実にして、経済貿(mào)易摩擦を発動したのであり、責任は米國にある」という。
同報告書は、「米國は対中貿(mào)易赤字が5千億ドル(1ドルは108.5円)を超えた、米國は『損をしている』と盛んに言い立てるが、このような説は事実に合致しない」と指摘。同報告書によれば、米國の統(tǒng)計における物品貿(mào)易の赤字データには事実と異なる部分があり、実際の狀況を反映していないという。
また同報告書は、米國の対中貿(mào)易赤字が発生した原因を分析して、「米國の対中貿(mào)易赤字は歴史的に形成されてきたものであり、市場の作用の結果であり、さまざまな要因の影響を受けている」と指摘。貿(mào)易政策の例では、米カーネギー國際平和基金の分析を引用して、「米國の対中輸出管制のレベルを対フランス輸出管制のレベルに調整すれば、対中貿(mào)易赤字は3分の1に縮小する」と述べた。
同報告書はさらに、「中米二國間貿(mào)易において、黒字は中國にあるが、利益は雙方にある。中國は米國の重要な輸出市場であり、米國の対中輸出は米國に大量の雇用を生み出した。米國が中米貿(mào)易から得た利益は非常に多い。貿(mào)易赤字と経済や雇用との間に必然的なつながりは存在しない」と指摘した。
同報告書によると、「米國は中米経済貿(mào)易協(xié)力から巨額の利益を得ている。2017年には、米國の中國に対する売上?収入の総額は約9400億ドルに上った。17年末現(xiàn)在、中國の各種の対米投資、中國が保有する米國債などを含め、米國が中國から獲得した資金流入額は1兆3700億ドルに達した」という。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月7日