習近平國家主席は6日、ロシアの首都モスクワで同國のメドベージェフ首相と會談した。新華社が伝えた。
習主席は、「今年は中露國交樹立70周年にあたる。中露関係は高水準の発展を維持し、大國関係の中で相互信頼のレベル、協力の水準、戦略的価値が最も高いもので、世界の平和、安定、発展に重要な貢獻をしてきた。現在、中露関係は新時代に邁進し、両國の全面的な戦略的協力パートナーシップは新しい內容を絶えず発掘している。複雑に入り組んだ國際情勢に直面して、特に新興市場國の発展を制約する一連の不當な行為に直面して、中露が全面的な戦略的パートナーシップの協力を強化することは、両國と両國國民の利益を守り、世界の平和、安定、繁栄を守る上で重大な意義がある」と述べた。
習主席は、「雙方は努力を重ねて、各分野での協力が引き続き深いレベルで発展するよう推進し、両國國民により多くの恩恵をもたらし、両國の発展復興により強大なエネルギーを注入する必要がある。雙方はまた國際連合、世界貿易機関(WTO)、新興5ヶ國(BRICS)、主要20ヶ國?地域(G20)などの多國間問題における協力を強化し、國際社會により多くの『中露プラン』で貢獻しなければならない」と強調した。
メドベージェフ首相は、「両國首脳が昨日、共同聲明に署名し、露中関係が新時代に邁進したと宣言したことの意義は重大だ。現在、個別の國が結果をよく考えずに、國際法と國際関係の基本ルールに公然と背き、ともすれば他國に制裁を加えたり、他國企業にプレッシャーを與えたりして、世界経済の成長を抑制し、國際貿易の発展に大きな損害を與えており、こうした行為は思慮の淺い破壊的なものといえる。露中は戦略的協力を強化し、露中と國際社會が直面する共同の挑戦に連攜して対処し、世界の平和と発展を著実に守らなければならない。ロシアは中國とともに、両國総理?首相の定期會談などのメカニズムを通じて、両國首脳が達成した重要な協力の共通認識を全面的に実施したいと考えており、これにはユーラシア経済連合(EEU)や『一帯一路』(the Belt and Road)の共同建設における連攜協力が含まれる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年6月7日