ネットで「米國の學術団體IEEE(米國電気電子學會、Institute of Electrical and Electronics Engineers)が発信した」と噂されるメールが5月29日、明るみに出た。このメールの中でIEEEは、華為(ファーウェイ)の従業員がIEEE機関誌の編集擔當者や論文審査擔當者になることを禁じていた。IEEEは世界的な非営利性の多國籍學術団體で、エレクトロニクスや電気、コンピューター、通信などの分野における科學研究に盡力し、大きな影響力がある。またその傘下には「IEEE Transaction」や「IEEE Magazine」など多くの學術機関誌などを持っている。ファーウェイの研究者數名もこの団體で學術関係の職務を擔當している。
同日午後、北京大學情報科學技術學院の張海霞教授は自身の研究室の公式サイト上の公式アカウント「AliceWonderlab」で聲明を発表し、IEEE機関誌編集委員會からの退會を申請したことを明らかにした。同時に、IEEE次期會長宛ての公開書簡も公表した。張海霞教授はこの書簡の中で、「IEEEがファーウェイの専門家が機関誌の論文審査を擔當することを禁じる命令を下した事は、學術関係者が受け入れられるベースラインをはるかに超えている。IEEE會員であり機関誌編集委員である私は、所屬する二つのIEEE機関誌編集委員會からの退會を申請した」と記している。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年5月31日