それは、安徽延達スマートテクノロジー有限公司の展示ブースだ。同社の張馳最高技術責任者(CTO)は取材に対して、「人とロボットのコラボというのが今後の仕事の大きな流れ。鉱山を例にすると、炭鉱は今後3-5年以內に、石炭採掘、坑道掘削、吹付、輸送などの作業の無人化が実現するだろう」と述べた。
ロボットというと、多くの人はなぜ興奮するのだろう?Karel Eloot氏は取材に対して、「価値があり、コストを削減し、質を向上させ、労働生産効率を向上させることができるから。さらに、ロボットは、人間がしたいと思っていても、なかなかできないことをすることができる。人間にとっては、仕事が奪われるとかいうよりも、安全で便利な未來のほうが重要だ」と話す。
將來の人間の行く末は?
イスラエルロボット協會のズヴィ?シーラー會長は、メインフォーラムで、「將來はロボットが単獨で仕事をするのではなく、ロボットとロボット、ロボットと人間が交流?協力するようになるだろう。AI(人工知能)技術と機械學が多元的に融合するだろう。スマートロボット、『人と協力する』スマートロボットになるだろう」と語った。
炭鉱作業の「無人化」を例にすると、無人化は、ロボットが人間の仕事を「奪う」という意味ではなく、ロボットが人間の代わりに、人間がするのには向かない仕事をこなすという意味だ。張CTOは取材に対して、「ロボットが人間の代わりに、危険な環境の中で作業をすれば、人間は、危険な仕事や重複作業から解放され、ロボットを遠隔操作、モニタリングすればいい」と説明する。
そして、一部の仕事を奪われると同時に、新しい仕事も生まれることになる。張CTOは、「自動車が馬車に取って代わるようになり、自動車関連の新しい仕事が生まれたのと同じく、將來の人間とロボットがコラボする作業現場でも、多くの新しい仕事をする人材が必要になる」との見方を示す。
ロボットは進歩を続けており、AI技術が発展するにつれて、新型ロボットは問題を解決する最も良い方法を自分で學習し、さらにレベルの高い作業を行えるようになるだろう。
では、人間はどうなるのだろう?ロボット大會を通して、どのような仕事がなくなり淘汰されるか、將來の社會において人間とロボットがいかに協力して共存するのかを垣間見ることができるかもしれない。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年8月28日