人間の安全性、利便性がより重要かもしれない
実際には、人間の仕事だけでなく、動物たちの「ペット」という立場も、本物そっくりの動物ロボットに奪われそうになっている。
大會の會場では、イヌロボット(正式名稱「スマート四足ロボット」)が展示されていた。よくある人間型ロボットのようにローラーに頼って歩くのではなく、このロボットは4本の「鉄の足」で歩き、その外見はよりイヌのように見える。
このイヌロボットは、中國運(yùn)搬ロケット技術(shù)研究院総體設(shè)計(jì)部が開発した。技術(shù)者である李強(qiáng)氏は取材に対して、「このイヌロボットは最大5キロの物を背負(fù)うことができ、地震や土石流などの自然災(zāi)害が発生した際、危険で人が入ることができない場所でも、入って行くことができ、複雑で危険な救援活動を行うことができる。また、ロケット発射場のモニタリングなども行うことができる」と説明する。
「危険なことは、ロボットにしてもらう」というのが、特殊ロボット展示ブースでよりよく現(xiàn)れている。
操縦士が離れた場所にある操縦臺の上に立ち、キャタピラ型の消防ロボットが坂を上ったり、障害を乗り越えたり、階段を下りたりするよう操縦していた。特殊ロボット中信重工開誠スマート裝備有限公司の展示ブースには、そのロボットを見る人がたくさん集まっていた。
同社企畫部の王志江マネージャーは、「當(dāng)社の消防ロボットは現(xiàn)在、中國全土の30以上の省?直轄市の消防関連機(jī)関、石油?石油化學(xué)関連機(jī)関が採用しており、消防?消火の実戦に數(shù)百回參加した。さまざまな火災(zāi)現(xiàn)場に応用できる消防緊急時(shí)救援ロボット20種類以上を開発した。火災(zāi)が発生すると、消防隊(duì)員は、遠(yuǎn)隔操作してロボットを火災(zāi)現(xiàn)場に入れる。ロボットは、火災(zāi)のパラメーターを消防センターに送り、消防隊(duì)員は火災(zāi)現(xiàn)場を分析したうえで、ロボットを操作して消火活動を行う」と説明する。
世界ロボット大會の特殊ロボットブースの一角に、メカニカル感あふれる數(shù)種類のロボットが展示されていた。それらロボットは、鉱山や化學(xué)工業(yè)工場などの危険な現(xiàn)場で使用される。