米國(guó)経済は中國(guó)を威嚇し続けることを支えられない

中米包括経済対話の両國(guó)代表が13日に電話會(huì)談を行った2日後の15日、中國(guó)國(guó)務(wù)院関稅稅則委員會(huì)は、「米國(guó)が今月初めに現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で制裁関稅の対象となっていない中國(guó)からの輸入品3000億ドル（1ドルは約106.1円）相當(dāng)に10％の追加関稅を課すと発表したのを受けて、中國(guó)側(cè)は必要な対抗措置を講じる」との姿勢(shì)を示した。膠著狀態(tài)に入った中米の貿(mào)易交渉は終わりが見(jiàn)えない。米國(guó)は數(shù)日前、中國(guó)からの輸入品に課稅予定の10％の追加関稅について、一部品目に関して発動(dòng)を12月15日まで延期すると発表したものの、中國(guó)側(cè)の心を動(dòng)かすことはできなかった。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

中國(guó)側(cè)は、昨年12月に両國(guó)元首がアルゼンチンで達(dá)成したコンセンサスや今年6月に大阪會(huì)談の際に達(dá)成したコンセンサスに著しく違反するとして、米國(guó)に新たな制裁関稅全てを取りやめるよう求めている。米國(guó)は関稅戦爭(zhēng)で大きな一歩を踏み出した後、小さく後退しただけで、中國(guó)に殘りの苦水を飲ませようとしているほか、中國(guó)に米國(guó)の農(nóng)産品を輸入させて大きな利益を得ようとしており、そのような戦術(shù)を中國(guó)側(cè)が受け入れることも、大目に見(jiàn)ることもできない。

米國(guó)は自國(guó)の経済がいかに力強(qiáng)いか、中國(guó)からの輸入品に対して大規(guī)模に追加関稅を課すことで得られた「戦果」はいかに多いか、世界中の人々の耳にタコができるほど繰り返し大風(fēng)呂敷を広げた。しかし、そのようなウソは、中國(guó)人を脅すことはできず、米國(guó)人を騙すこともできない。なぜなら、どんなに目を背けても、経済法則から逃げることはできないからで、貿(mào)易戦爭(zhēng)には敗者しかおらず、中國(guó)が敗者で米國(guó)が勝者になるということはない。経済法則は常に顔を覗かせ、その存在感を示している。

米國(guó)の株式市場(chǎng)は最近、2度の大暴落を経験した。今月14日（水曜日）の暴落は深刻で、米國(guó)の國(guó)債の長(zhǎng)期金利が短期金利を下回るという真逆の狀況が起き、特に後者は経済衰退の前觸れと見(jiàn)られ、不吉な兆しとの見(jiàn)方が広がっている。これら全てが貿(mào)易戦爭(zhēng)がもたらした結(jié)果と見(jiàn)ることができなくても、貿(mào)易戦爭(zhēng)はそのような狀態(tài)を作り出す最大の原因であるに違いはない。

中國(guó)との貿(mào)易戦爭(zhēng)は、米國(guó)経済の衰退の到來(lái)を早めているというのが、米國(guó)や世界の経済界の定説となっている。そして、投資家らはますますその成り行きを見(jiàn)守り、1分たりとも目をそらすことはできないようになっている。貿(mào)易戦爭(zhēng)の最終的な結(jié)果は、緩やかに水溫が上がることに気付かずに熱湯の中で死んでしまうカエルかもしれず、檻の中から突然逃げ出したトラかもしれない。米國(guó)の強(qiáng)硬派の政策決定者を除けば、今は貿(mào)易戦爭(zhēng)が悪い結(jié)果をもたらすかもしれないではなく、必ずもたらすとみんなが確信している。

実際には、米國(guó)の強(qiáng)硬派の政策決定者らも、悪い結(jié)果を避けることはできないと分かっているだろう。彼らは自信に満ちたように振る舞っているだけで、「貿(mào)易戦爭(zhēng)をすればするほど、米國(guó)にとってはメリットがある」と大風(fēng)呂敷を広げて、中國(guó)を脅し、米國(guó)の國(guó)民を騙そうとしている。そして、中國(guó)を脅して屈服させ、大成功したと自分を喜ばせようとしている。

しかし殘念なことに、彼らの間違いは、その大博打の対象に中國(guó)を選んだことだ。米國(guó)は、関稅戦爭(zhēng)の威力を高く評(píng)価しすぎている。そして、制裁を増やして圧力をかければ、中國(guó)は白旗を上げる。それでもだめなら最後のカードを切って圧力をかければ必ず言いなりになるだろうと勘違いしている。

「貿(mào)易戦爭(zhēng)はしたくないが、それを恐れているわけではなく、必要であれば対抗措置を取る」というのが、中國(guó)が永遠(yuǎn)に取る姿勢(shì)だ。中國(guó)は確かに合意に至ることをずっと望んでいるが、不公平な合意を呑むことはなく、その點(diǎn)で迷うことも決してない。「できるだけ早く合意に至ったほうが雙方にとっていいが、米國(guó)側(cè)が自分たちだけに有利な合意に至りたいのであれば、もうしばらく待つこともいとわず、どれだけ待つことになったとしても全く問(wèn)題ない」というのが、中國(guó)の今の姿勢(shì)だ。

貿(mào)易戦爭(zhēng)が中國(guó)経済にも損害をもたらすことを、中國(guó)も認(rèn)めている。しかし、同時(shí)に、その損害を最小限に食い止めるために積極的に努力している。中國(guó)の體制にはそれができる能力があるという十分の自信がある。

米國(guó)は、貿(mào)易戦爭(zhēng)の自國(guó)に対する損害から目をそらして自分を欺いている。今のような時(shí)代に、政府がそのように公然と大風(fēng)呂敷を広げることができることに驚きを感じる。しかし、それは米國(guó)の問(wèn)題であって、経済法則によって彼らは処罰されるだろう。

米國(guó)の投資家は今、服を著て、靴を履いたまま寢るほど危機(jī)感を高めている。米國(guó)メディアは、「オオカミが來(lái)た」という叫びで満ちており、米國(guó)の消費(fèi)者は財(cái)布の紐をしめにかかっている。それらが少しずつ米國(guó)政府の首を絞めていくことになるだろう。米國(guó)政府の前には常に、本當(dāng)の意味での交渉が行えるテーブルがある部屋につながる秘密の通路がある。しかし、その通路を通るにはまず扉を開(kāi)けなければならず、その扉のカギは「平等」と「尊重し合う」ことだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年8月16日