歩道の上に座り、足は泥水の中、全身泥だらけになって、片手に包子(肉まん)3個(gè)を持ち、素早くそれらを口に詰め込み、がつがつと食べる。「包子はおいしいですか?」「とても美味しいです!」「何個(gè)食べましたか?」「11個(gè)食べました!」そう言い終わるやいなや、朗らかな笑い聲をあげた。動(dòng)畫(huà)の中で包子を食べていた消防隊(duì)員は若々しい顔つきの青年だったが、その笑顔の中にも疲れが見(jiàn)えた。揚(yáng)子晩報(bào)が伝えた。
包子を頬張る「00後(2000年代生まれ)」の消防隊(duì)員?吉候牛培さん
この動(dòng)畫(huà)がネット上に投稿されると、たちまち多くの人の感動(dòng)を呼んだ。「このような人が從責(zé)任感をもって職務(wù)を果たしてくれるおかげで、私たちは穏やかに毎日を過(guò)ごせる」と、あるネットユーザーはコメントした。
「包子青年」は、「排水作業(yè)の最前線でずっと作業(yè)を続けており、3時(shí)間しか寢ていない」
動(dòng)畫(huà)の中で12個(gè)の包子を一気に食べていた消防隊(duì)員は、吉候牛培さん。四川省大涼山地區(qū)出身、今年19歳。吉候牛培さんは2018年11月、蘇州市太倉(cāng)消防大隊(duì)城西中隊(duì)に入隊(duì)し、戦闘二班に配屬された。
8月10日、臺(tái)風(fēng)9號(hào)「レキマー」が蘇州を襲った。だが城西消防中隊(duì)の消防隊(duì)員全員はすでに臺(tái)風(fēng)に備えて態(tài)勢(shì)を整えていた。同日午後3時(shí)すぎ、指令を受けた吉候牛培さんが出動(dòng)、戻ってきたのは翌日午前4時(shí)だった。翌11日午前8時(shí)には再び出動(dòng)、同日6時(shí)すぎまで任務(wù)についた。その間に3時(shí)間だけ仮眠を取った。
動(dòng)畫(huà)が撮影されたのはちょうど8月10日で、同日午後から翌日未明にかけて、中隊(duì)は計(jì)10件の緊急通報(bào)を受け、うち8件が冠水の排水要請(qǐng)だった。冠水被害が最もひどかったのは団地の地下室で、水は腰の高さまで達(dá)した。最初の洪水?臺(tái)風(fēng)災(zāi)害対策案件を処理してから、吉候牛培さんは5ヶ所の排水作業(yè)場(chǎng)所を駆け回った。夜7-8時(shí)頃には、とっくに腹ペコになっていた。ちょうどその時(shí)に、包子の差し入れがあったのだ。彼は包子を摑み、路上に座ってむさぼるように食べた。