米國議會がいわゆる「香港人権?民主主義法案」を可決した。これは香港の暴力犯罪者のもたらした破壊を無視し、自國の國內法で他國の內政に干渉する企てであり、人権の無視であり、ましてや民主主義など論外である。このような橫暴な覇権的干渉行為によって、國際法と國際関係の基本準則を踏みにじり、他國の內政に亂暴に干渉する米國の一部政治屋の真の姿が露呈した。(人民日報「鐘聲」國際論評)
香港は中國の香港だ。米國の一部政治屋は完全に中國の內政である香港の事にあれこれ口出しし、國內立法の形で覇権主義を推し進めようと愚かにももくろんでいる。これは國際道義を露骨に顧みぬものであり、國際法と國際関係の基本準則を尊重する全ての國際社會のメンバーが認めないに違いない。
人は信無くば立たず、國は信無くば必ず孤立する。米國の一部政治屋にとっては、政治的偏見が法理より重要であり、政治的企てが公理に優先するのである。彼らは香港問題における悪手を、中國の発展を封じ込め阻止する「良いカード」と思い込み、仮面をかなぐり捨てて、大博打を打つことも辭さない。彼らは國連の創設時加盟國及び安保理常任理事國としての國際責任を後ろに投げ捨て、當時ダンバートン?オークスで自國の代表団が行なった內政不干渉原則に関する意気溢れる発言をそっちのけにしている。実際には國際法と國際関係の基本準則は「照魔鏡」であり、國際公理?正義の守るべき一線に挑戦する米國の政治屋は、そのパフォーマンスにどのような名目を與えようとも、発言をどのように包裝しようとも、結局はその覇権的面構えと腹黒い魂膽を覆い隠すのは困難だ。
國連は現在の國際體制の中核であり、國連憲章の趣旨と原則は國際法の中で決定的影響を及ぼす地位にある。現在、全世界がはっきりと目の當たりにしている。議員の立場にある米國の一部政治屋が暴力犯罪を美化し、公然と信義に背き、國際條約の原則を無視し、公の約束をいい加減に扱い、國際秩序に挑戦し、極めて大きな危険性ももたらしていることを。まさに米クーン財団のロバート?クーン會長が言うように、米議會のこの法案は米國、中國、さらには全世界にとって有害だ。
國際法と國際ルールをほしいままに踏みにじるのは、発展にとって災いであり、動亂の源であり、文明の死である。歴史を振り返ると、米國は他國への內政干渉という悪行を繰り返し、多くの途上國?地域に深刻な害を與えてきた。経済グローバル化の時代にあって、他國への內政干渉という悪辣な行為は自他共に害を與えるものだ。米上院での同法案の可決後間もなく、香港米國商工會議所は直ちに聲明を発表して懸念を表明。「一國二制度」があってこそ香港の自由な貿易とつながりを支えることができるのであり、「一國二制度」があってこそ香港は獨特な優位性を保ち、敗れることなくそびえ立つことができるのだという最も基本的な事実を見極めるよう米側に呼びかけた。
米國の一部政治屋に忠告する。計算違いをしてはならない!中國政府の國家の主権?安全?発展上の利益を守る決意は確固不動たるものであり、「一國二制度」の方針を徹底する決意は確固不動たるものであり、香港の事へのいかなる外部勢力による干渉にも反対する決意は確固不動たるものである。我々が國家と民族の長期的利益に関わる重大な原則的問題において譲歩することは絶対にないし、香港問題において外部勢力がしたい放題に振る舞うのを容認することも絶対にない。中國の內政に干渉し、中國の発展を妨げる米側のいかなる悪だくみも失敗する運命にあり、結局は無駄骨に終わるだけだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年11月25日