中國國家衛生健康委員會は10日、ボランティア獻血と高齢者健康事業の進展狀況に関する記者會見を開いた。中國の獻血ボランティア數は20年連続で増加傾向を呈し、1998年の時點では延べ約30萬人だった獻血ボランティアは、2018年には延べ約1500萬人に増えた。中國新聞網が伝えた。
1998年に「獻血法」が施行されて以來、中國では、わずか20年間で、ボランティア獻血制度を全面的に確立し、臨床輸血用血液は全て、國民のボランティア獻血で賄えるようになった。
統計データによると、1998年、全國の獻血ボランティア數は延べ約30萬人だったが、2018年には延べ約1500萬人に達した。1998年、全國の採血総量は500萬単位に屆かなかったが、2018年には2500萬単位まで、4倍以上増加した。
このほか、中國は、血液核酸検査の全面実施に取組み、HIVウイルスやB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスの「抗體が検出できる」時期を短縮し、HIVなど重點伝染病の輸血による感染ルートをほぼ遮斷した。
2018年末の時點で、中國全國には、血液センター32ヶ所、中央血液ステーション321ヶ所、中央血液バンク99ヶ所、採血所3164ヶ所が設置されており、中央血液ステーションを主體とし、辺境の県レベル中央血液バンクを従とする、都市?農村を網羅し、高効率に運用される血液ステーションサービス體系を確立した。
國家衛生健康委員會は、「中國はすでに、科學的管理と保障性を備え、合理的使用が実現した血液管理事業體制を完備している。中國は、世界保健機関(WHO)から、ボランティア獻血?血液の品質安全?臨床輸血用血液の分野ですでに世界トップクラスに立ったと評価されている」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年6月10日