8月24日、中國中央テレビ局(CCTV)のニュース番組「新聞聯播」がショート動畫アプリ「抖音」(Tik Tok)と「快手」の公式アカウントを正式に開設した。そのアカウントのプロフィールは、「41歳」、「やぎ座」といったユニークな內容になっている。実はこのプロフィールは、同番組の第一回目が放送されたのが1978年1月1日だったためで、それからすでに41年もの間放送が続いているといった重要な情報が隠されているのだ。ちなみに、やぎ座は、仕事熱心で、決して手を抜かないというのがその特徴だ。北京青年報が報じた。
快手、抖音のフォロワーが瞬く間に1000萬人越え
快手のアカウント開設後、「新聞聯播」のフォロワーは瞬く間に1210萬9千人に達した。初めて投稿された動畫では、アナウンサーの李梓萌が、「新聞聯播」の公式アカウントを開設した理由について、「『新聞聯播』は放送が始まって41年。たくさんの視聴者の人にとっては『年上』かもしれない。快手のスローガンは『世界と自分を記録する』だ。『新聞聯播』は毎日、中國を、そして、本當の幸福と進歩を追い求めている中國人を記録している。この點では、『快手』と『新聞聯播』は一緒だ……」と、ネットユーザーにとっても親しみやすい口調で説明している。統計によると、この動畫がアップされると、再生回數は1時間で5400萬回に達した。あるネットユーザーは、「この動畫を見ている間に、フォロワーが10萬人増えた」とその人気ぶりに目を丸めるコメントを書き込んでいる。本稿執筆時點で、「新聞聯播」は「快手」に動畫を3本投稿しており、フォロワーの數は1669萬3千人に達した。
同じ日に、「新聞聯播」は抖音の公式アカウントも正式に開設した。初めて投稿された動畫では、アナウンサーの康輝がメインキャスターの席に座り、「『新聞聯播』の投稿を楽しみにしてください。その投稿は理性があり、あたたかみもあります」と話している。そして、そのフォロワーは1日目に1500萬人近くに達し、當日の人気アカウントランキング1位に輝いた。本稿執筆時點で、「新聞聯播」は抖音に動畫を4本投稿しており、フォロワーの數は1637萬9千人を超えた。
ショート動畫だけでなくSNSアカウントも開設
実際には、「新聞聯播」はショート動畫アプリだけでなく、8月16日には、微信(WeChat)の公式アカウントも開設した。
「新聞聯播」の微信の公式アカウントには、2つのコーナーがあり、1つは最近の重大ニュースを解説し、もう1つはその日の重大ニュースやヘッドラインニュースが掲載されており、康輝や歐陽夏丹などのアナウンサーが若い人にも親しみやすい言葉でそれらニュースを伝えている。それに関して、康輝は「『新聞聯播』は最近、イメージが全く変わったと感じている人もいるようだが、実はその目指すところは何も変わっていない。品位と威厳を保つべき點においては、それを落とすようなことは決してせず、親しみやすさを発揮し、高慢さを感じさせることはない」と説明している。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年8月28日