ヨルダンのJawad Anani元副首相はアンマンで取材に応じ「中國は中東における共通の、総合的、協力的、持続可能な安全保障枠組の構築を主張し、中東地域の安全と安定に新たなフレームワークを提供している」と述べた。新華社が伝えた。
Anani氏は「中東地域のいくつかの國は自らの安全のみを顧み、単獨的に行動し、武力干渉を続けており、総合的、系統的な安全保障案を欠くため、地域情勢の動揺を招いている」と指摘した。
Anani氏は11月27、28両日に北京で開催された中東安全フォーラムに出席。また、中國の裝備製造企業、ハイテク企業も見學し、中國経済の成長を感じるとともに、中國経済の持続的成長が世界にもたらす多大なチャンスも目の當たりにした。
Anani氏は「安全と発展を共に重視して初めて、持続可能な安全が実現する。石油の集中する灣岸國であれ、ヨルダンのような資源に乏しい國であれ、平均年齢25歳前後のアラブ諸國にとって、青年の數が多く、失業率が高いのは普遍的に存在する問題だ」と指摘。「青年層の持続的雇用を確保できなければ、経済の安定的発展はなく、中東地域の長期的な安全も望めない」とした。
また「中國はすでに世界第2の経済大國となっている。『一帯一路』建設の推進と共に、中國との経済?貿易関係発展はアラブ諸國に一層の雇用機會をもたらす。また、中東諸國のインフラなどへの中國の投資、建設も地元経済の発展を牽引し、民生に恩恵を與え、地域の安全の実現に持続可能な経済的原動力をもたらす」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年12月16日