中國外交部(外務(wù)省)の耿爽報道官は12日の定例記者會見で「中露は共に一國主義、保護主義、いじめ行為に斷固反対しており、いかなる中露離間策も思い通りにはならない」と述べた。中國新聞社が伝えた。
【記者】ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)がサンクトペテルブルク國際経済フォーラムで、「中米貿(mào)易戦爭をどう見るか」との質(zhì)問に「虎が山中で毆り合いの喧嘩をしている時、聡明な猿はそれがどう終わるか座って見ている」との中國のことわざを引用したとの報道について、コメントは。
【耿報道官】一部メディアの報道を目にした。こうしたメディアには、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)の回答の全文を真剣に見て、映像を全部見てみるよう提案したい。都合の良い部分だけ切り取って引用してはならない。
プーチン大統(tǒng)領(lǐng)は質(zhì)問に答える際、まず「山上に座して虎の闘いを眺める」という中國のことわざを引用したが、すぐにまた「全ては変化している。中國のことわざの描く狀況にも変化が生じた。米國は常に自由貿(mào)易と世界経済の民主主義の原則を標榜しているが、競爭相手の実力が強まるに従い、関稅戦爭の発動など様々な規(guī)制を設(shè)けている。これは世界経済を損なう。ロシア側(cè)は公正で民主的な貿(mào)易ルールのために空間を勝ち取る」と述べた。これこそが、中米経済貿(mào)易摩擦に対するプーチン大統(tǒng)領(lǐng)とロシア側(cè)の本當(dāng)の姿勢だ。
中露は共に一國主義、保護主義、いじめ行為に斷固反対している。習(xí)主席は先日の訪露時にプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と複雑で変化に富む現(xiàn)在の國際情勢について踏み込んだ意見交換を行い、重要な共通認識にいたった。雙方は包括的?戦略的協(xié)力をさらに深め、引き続き開放型世界経済の構(gòu)築に努力し、多角的貿(mào)易體制を後押しし、國連中心の國際體制、國際法に基づく國際秩序を維持することで合意した。いかなる中露離間策も思い通りにはならない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月13日