米國の北マリアナ諸島でハネムーン中に、江蘇省蘇州市出身の新婚カップルの袁さんは不注意から攜帯電話を海に落としてしまった。攜帯にはハネムーン中に撮影した多くの寫真が保存されていたので、しばらく探してみたものの、見つからず、夫婦は殘念に思いながらも帰國するしかなかった。しかし驚くべきことに、數日後、紛失した攜帯電話を北マリアナ諸島を旅行していた北京市出身の男性が拾い、國內に持ち帰っていたのだ。北京青年報が伝えた。
◆ハネムーン中に攜帯は海の底へ
新婚カップルの顧さんと袁さんは13日、北マリアナ諸島でハネムーンをスタートさせた。島のダイビングでは水中撮影サービスがあり、攜帯電話を防水ケースに入れ撮影した。二人は14日にホテルのビーチで潛水しながら撮影していたが、袁さんが不注意から攜帯電話を落としてしまった。探してみたものの、どうしても見つからなかったのだという。新婦の袁さんは、「悲しくて泣いてしまった。なぜならハネムーン中の寫真をたくさん保存していたから」と話す。
◆中國に戻ってきた攜帯電話
2人は失意のまま帰國し、攜帯電話をなくしたことを袁さんの父親に話した。袁さんの父親は22日に試しに娘の攜帯に電話をかけてみたところ、なんと電話がつながったばかりか、相手も中國語を話す中國人だったのだ。
電話の相手に事情を説明して初めて、娘の攜帯電話が誰かに拾われたのだということが判明した。電話の相手は北京出身の王さんという女性で、彼女の父親が北マリアナ諸島を旅行し、スノーケリングした際に拾ったのだと教えてくれた。
電源を入れたところ、王さんの父親は攜帯電話の畫面に、中國人の若い夫婦の結婚寫真が表示されたので、彼はそこでしばらく待ったものの、落とし主は現れなかったのだという。攜帯電話の中の寫真はとても記念となる寫真だと考えた王さんの父親は、とりあえず中國に持ち帰ってから、ゆっくり落とし主を探そうと決めた。そして22日に、ついに落とし主から電話がかかってきたというわけだ。
互いに確認し合った後、王さんは攜帯電話を袁さん夫婦に郵送した。
袁さんは24日に紛失してから10日間ほど失っていた攜帯電話を受け取った。攜帯には王さんから美しい巾著袋とメモが同封されていた。「人生とはこういうもので、永遠に諦めてはだめよ。素敵な新婚生活を!」(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月28日
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