巖井俊二監督の原作ドラマをアニメ映畫した「打ち上げ花火、下から見るか?橫から見るか?」が12月1日に中國で公開されるのを前に、今月26日午後、中國伝媒大學でPRイベント「花火?告白大會」が開催され、巖井俊二監督本人も駆けつけた。新華網が報じた。
「打ち上げ花火、下から見るか?橫から見るか?」は1993年、テレビドラマシリーズ「If もしも」の一作として放送され、今年アニメ映畫化された。同作品の原作に関して、巖井監督は、「製作した際、若いころ、ある女性にひそかに思いを寄せていた時の甘酸っぱい気持ちを思い浮かべた」と説明した。同作品の少年たちが花火を見ながら、好きな女の子の名前を叫ぶシーンは、巖井監督の小學2年の時の「実體験」で、同作品には巖井監督自身が実際に経験したことがたくさん盛り込まれているのは興味深い點だ。巖井監督は、「あの時、好きな女の子がいたけど、恥ずかしくて告白できなかった。もし、昔に戻れるなら、映畫のストーリーと同じように女性の先生に告白する」と、少し照れながら語った。
巖井監督は、「純愛青春映畫の名手」と稱されており、その作品は新海誠監督などの日本の若手映畫人のほか、中國の韓寒、郭敬明、落落、饒雪漫などの青春文學作家の作風にも大きな影響を與え、多くの一般の中國人の間でも好評を博している。アニメ映畫版のPRのために初めて、「純愛青春映畫の名手」である巖井監督が中國を訪問したとあり、26日のイベントは大盛況となった。前日には寒い冬空であったにもかかわらず、大學生600人以上がチケットを手に入れるために、深夜から屋外に列を作ったほか、多くのファンも他の都市から駆け付けた。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月27日
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