中國國家発展?改革委員會(発改委)は24日、「鉄道『十三五(第13次五カ年計畫:2016-2020年)』発展計畫」を発表し、中國鉄道の発展目標を紹介した。中國高速鉄道の営業総距離は2020年までに3萬キロメートルに達し、高速鉄道網は大都市の80%以上を網羅する見通し。中國新聞社が伝えた。
同計畫の概要は次の通り。
鉄道網建設の方面では、中國鉄道の営業総距離は2020年までに15萬キロメートル、そのうち高速鉄道は3萬キロメートル、複線化率は60%、電化率は70%にそれぞれ達する見通し。
――高速鉄道ネットワークを拡張する。「四縦四橫」主要幹線網の建設をベースとして、高速鉄道の建設は秩序立てて進められ、高速鉄道ネットワークをほぼ完成させる。
――幹線鉄道網の合理化?完備を進める。東部鉄道網を持続的に合理化?完備し、中西部鉄道網を引き続き拡大、西部と東部?中部との接続をさらに拡大、地域內の接続をさらに緊密化し、中西部鉄道網の総距離を約9萬キロまで延ばす。國際鉄道の建設も秩序立てて進め、周辺國家の鉄道との相互接続を積極的に発展させる。
――城際(都市間)、市域(郊外)鉄道を秩序立てて発展させる。経済が発達し、人口が密集し、都市が密集しているエリアにおいて、都市間?市域(郊外)鉄道基幹ネットワークを形成し、都市間?市域(郊外)鉄道の総距離を約2千キロとする。
――総合中樞一體化接続を実現する。施設?設備の組み合わせが完全で、現代的かつ高効率の総合交通中樞を形成し、約3千キロの支線鉄道ネットワークを建設し、旅客輸送における「ゼロ距離」乗り換えと貨物輸送における「シームレス化」接続をほぼ実現する。
運送サービスの分野では、以下3項目の達成目標が定められた。
――より大きな範囲を網羅する。全國鉄道ネットワークが、市街地常住人口20萬人以上の都市をほぼカバーし、高速鉄道網は大都市の80%以上をカバーする。
――よりスピーディな旅客輸送を実現する。旅客輸送における高速鉄道の割合を65%とする。北京から多くの省會(省政府所在地)都市との所要時間を2~8時間とし、隣接する大?中都市とは1~4時間の快速輸送を実現、主要都市群內では0.5~2時間のスピード通勤を実現する。
――より効率の高い貨物輸送を実現する。貨物輸送能力が、區域間におけるエネルギー?資源などの各種物資輸送のニーズをほぼ満たし、「ドアツードア」や「スピード配送」などの全過程物流サービス體系を基本的に形成する。
中國鉄道の情報化建設については、一連の手配計畫が打ち出された。
――乗客?貨物サービスのネットワーク化を実現する。乗客輸送では乗車券のオンライン販売率を80%とし、貨物受付?電子決済?物流追跡などの貨物輸送業務のオンライン処理を実現する。
――輸送組織のスマート化を実現する。調整?指揮系統のスマート化レベルをさらに高め、運輸?生産プロセスの情報化をほぼ実現する。
――安全監視コントロールの自動化を実現する。モニタリング?コントロールと管理を一體化した安全監督管理情報システムをほぼ確立し、安全生産動態情報のリアルタイムモニタリング?コントロールを実現する。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年11月27日
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