中國(guó)は世界市場(chǎng)経済最大の原動(dòng)力

世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）への中國(guó)の正式加盟から11日で15年になる。過(guò)去15年間に中國(guó)は世界第6位の経済大國(guó)から世界第2位の経済大國(guó)へとなり、製品輸出総額は2001年の世界第6位、世界全體の4.3％から、2015年には世界首位、世界全體の13.8％へと増加した。（文：賈晉京?中國(guó)人民大學(xué)重陽(yáng)金融研究院首席研究員。人民網(wǎng)海外版コラム「望海樓」掲載）

規(guī)模変化の背景にあるのは、世界経済の構(gòu)造が深く変わったことだ。過(guò)去15年間で、新興エコノミーと途上國(guó)が世界経済全體に占める割合は40％足らずから50％以上へと増加した。「先進(jìn)國(guó)が投資し、途上國(guó)が投資を受け入れる」という構(gòu)造は相互投資へと転換した。これと同時(shí)に、中國(guó)も世界経済の中心に出てきた。現(xiàn)在、中國(guó)は世界第一の製品生産國(guó)、第一の消費(fèi)市場(chǎng)國(guó)、第一の外資導(dǎo)入國(guó)、第2の対外投資國(guó)だ。中國(guó)による後押しと維持がなければ、多角的貿(mào)易體制が生命力を持つことはないと言える。

現(xiàn)在の世界では、各國(guó)の経済はすでに相互連結(jié)し、相互包含的な運(yùn)命共同體となっている。単獨(dú)で発展できる國(guó)はない。世界の圧倒的多數(shù)の國(guó)々を含み、かつ結(jié)びつきを日増しに緊密化する世界市場(chǎng)が、すでに世界経済の基礎(chǔ)となっていると言える。そしてこの世界市場(chǎng)において中國(guó)は世界経済成長(zhǎng)への約3割の貢獻(xiàn)率と最大の貿(mào)易額によって、爭(zhēng)う余地のない第一の原動(dòng)力となっている。

だが、中國(guó)は過(guò)去15年間にWTO加盟時(shí)のほぼ全ての約束を果たしたのに、中國(guó)の市場(chǎng)経済地位認(rèn)定を拒否する加盟國(guó)が依然ある。

いわゆる「中國(guó)の市場(chǎng)経済地位認(rèn)定を拒否する」真の意図は、中國(guó)に対していわゆる「反ダンピング」調(diào)査を発動(dòng)する際に、依然として「第三國(guó)市場(chǎng)」の同類の製品価格を參照とし、中國(guó)市場(chǎng)の価格を採(cǎi)用しないことで、中國(guó)製品に高い関稅を課すことにある。だがこのようにして傷つくのは、実はこうした國(guó)々自身だ。今や世界市場(chǎng)の約3分の1種類の商品で、中國(guó)市場(chǎng)のシェアは世界首位にある。中國(guó)が「世界市場(chǎng)シェア首位」の種類の數(shù)は第2位の米國(guó)のほぼ2倍半であり、かつその大多數(shù)がミドルレンジ、ハイエンド製品だ。このような世界市場(chǎng)において中國(guó)の市場(chǎng)経済地位を認(rèn)定しないことは、どのような結(jié)末を招くだろうか？こうした國(guó)々は自國(guó)の同類の産業(yè)を保護(hù)したいのだろうが、輸入業(yè)者は「迂回」手法を講じて、他國(guó)を経由することで高い関稅を回避する。こうして利益は経由國(guó)のものとなるし、高い関稅を課す輸入國(guó)が得るものは消費(fèi)者の損害に他ならない。

現(xiàn)在、世界経済情勢(shì)は複雑であり、様々な「反グローバル化」要素がある。だが世界市場(chǎng)の相互融合という大きな趨勢(shì)が変わることはない。今年G20杭州サミットの打ち出した「G20世界貿(mào)易成長(zhǎng)戦略」は、世界貿(mào)易発展の方向性を指し示した。貿(mào)易コストの引き下げ、貿(mào)易?投資政策の調(diào)整強(qiáng)化、サービス貿(mào)易の促進(jìn)、貿(mào)易融資の強(qiáng)化、貿(mào)易景気指數(shù)の制定、及び電子商取引の促進(jìn)を通じて貿(mào)易の持続可能な発展を促進(jìn)することこそが、経済繁栄へと通じる道だ。保護(hù)貿(mào)易主義、小さな貿(mào)易グループの構(gòu)築、多角的貿(mào)易體制の阻止といった歴史の流れに逆らう行為は、最終的には世界市場(chǎng)の奔流に溺れることになる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年12月12日