北京時間の7月1日午前、世界中で閏秒が追加される。大手航空會社、証券取引所、科學技術企業は怠りなく準備し、1秒の閏秒がもたらす可能性のある混亂に備える。中國新聞網が海外メディアの報道として伝えた。
フランス?パリにある國際地球回転?基準系事業(IERS)は今年初め、協定世界時(UTC)の6月30日午後11時59分59秒(北京時間7月1日午前7時59分59秒)に閏秒1秒を追加すると発表した。
報道によると、中國では同日の午前7時59分59秒の後に、通常は存在しない7時59分60秒となり、それから通常の8時00分00秒になる。いつもは1日は8萬6400秒だが、この日だけは8萬6401秒になるということだ。
英國の科學者は、「月の引力の影響で、地球の自転速度は一日あたり平均2千分の1秒ずつ遅れていく」と話す。
だがハイテク時代の今、人類は地球の自転で時間をはかるわけではなく、高度かつ正確な原子時計に基づいて生活している。一定の間隔で1秒の閏秒を追加することで、地球の自転速度と原子時計が示す時刻とをすりあわせるのだ。