國家統計局が実施した人口サンプリング調査のサンプリング?データによると、2014年、全國の獨居世帯が全世帯に占める割合は14.92%で、この割合は2004年時點では7.8%だった。獨居人口のうち、空の巣老人(子どもが自立して家を出た後に殘された高齢者)および伴侶と離別?死別した一部の人々を除いた「空の巣青年」の數は増加の一途を辿っている。工人日報が伝えた。
「空の巣青年」というレッテルを貼られた人々は、「未婚で、ワンルームや1LDKの賃貸物件に一人で住んでいる」、「ごく普通の職業に就いている」、「學歴は大卒以上」、「ベストパートナーはスマホ」といった特徴がある。
「果物を買うときは、3、4個だけしか買わない。食べきれないと困るから」、「家には誰もいないので、宅配の荷物は職場に屆けてもらう」―多くの「空の巣青年」は、実家を離れて都市で必死に働いており、ワンルームのアパートの一室を借りて住んでいる。また、友人との付き合いはネットに限られることが多く、自分のベストパートナーはスマホといった生活の実態を告白している。
中國社會科學院社會學研究所青少年と社會問題研究室の室長を務める李春玲研究員は、「『空の巣青年』は、社會の発展趨勢の中で生まれた現象といえる。社會の流動がますます頻繁になり、多くの若者たちが両親のもとを離れて大都市で一人奮闘するようになった。『空の巣青年』現象は、どうしても避けることができない客観的な現象だと言えるだろう」と指摘した。
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