日本のアニメーション映畫を手がける新海誠監督の最新作「君の名は。」が2日、中國で公開され、非常に大きな話題を集めているが、これは予想されていたことだ。(文?蔡虹 中國日報掲載)
アカデミー名譽賞を受賞した宮崎駿監督が2013年に引退したのち、「君の名は。」で大きな話題を集めた新海監督がアニメ映畫界における新たな天才となった。宮崎駿監督はこのほどもう一作品を製作するために現役復帰することをすでにほのめかしているが、このことについても人々は「もしかすると、『君の名は。』の大ヒットが宮崎駿監督を刺激したのでは」と冗談交じりにコメントしているほどだ。
中國には日本のアニメ映畫を崇拝する世代がおり、多くの中國のファンはアニメを見て日本語を勉強している。
しかし、彼らの日本アニメに対する思いは、大多數の中國人が日本に対して抱いている感情を反映していない。中日両國が今年9月に発表した「第12回日中共同世論調査」によると、「日本の印象は良くない」とした中國人の割合は昨年の78.3%に比べるとやや低下したものの、今年も76.7%と依然として日本に良い印象を持っていない中國人が多かった。
その一方で、日本の観光庁は、今年日本を訪れた中國人観光客は600萬人に達する見込みとしている。「君の名は。」によって、さらに多くの中國人が日本に旅行するようになり、同映畫の舞臺となった日本の有名なスポットを訪れるかもしれない。
中日両國の人々は互いに良い感情は抱いていないかもしれないが、彼らは皆、「君の名は。」が好きであり、文化の面では通じ合える話題をたくさん持っていることは明らかだ。
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