新疆維吾爾(ウイグル)自治區人民政府の文化顧問で、著名な中日友好関係者の小島康譽氏
新型コロナウイルスの影響を受けて延期されていた2020年の全國両會(全國人民代表大會?全國人民政治協商會議)が21日に開幕する。世界的に感染狀況が厳しく、感染防止?抑制が常態化する中開催される全國両會がいかにして決戦?決勝の大計を話し合い、改革?発展の雄大な構想を立てるかに、國際社會の各者は一様に注目し、また切に期待している。
新疆維吾爾(ウイグル)自治區人民政府の文化顧問で、著名な中日友好関係者の小島康譽氏はこのほど人民網の獨占取材に応じ、全國両會への期待と注目點、及び感染癥という背景の下での中日関係の発展と協力の動向について語った。
今年の全國両會への期待について、小島氏は「新型コロナウイルス感染癥の発生後、中國政府は感染癥に対して力強い感染防止?抑制措置を講じて、感染拡大をほぼ抑え込んだ」と指摘。新型コロナウイルス感染癥は世界経済に著しい打撃を與えたとしたうえで、全國両會の経済面の議題では、中國政府が現在の環境の下でどのような措置を講じて経済回復を促進し、消費と貿易を牽引するかに注目しているとした。現在、人々が新型コロナウイルス感染癥の流行に注目しているのは間違いない。小島氏も同様に持続的な感染防止?抑制に関心を寄せ、中國がどのような力強い措置を講じて、起こりうる世界的な第二波の感染拡大に対処するかに非常に注目している。
新型コロナウイルス感染癥の発生以來、中國は最も全面的で厳格かつ徹底的な感染防止?抑制措置を講じてきた。小島氏はこれを評価し「中國共産黨の揺るぎない指導の下、徹底的な都市封鎖、臨時醫療施設の建設、全國的な隔離と交通制限、醫療チームの緊急派遣などの感染防止?抑制の取り組みを通じて、速やかに感染を有効に抑制した。感染阻止の『中國のスピード』は完璧と言え、世界の稱賛を得た」と指摘した。
世界の感染癥との闘いのために中國の払った努力について、小島氏は中國の政府と國民が各國にマスクや防護服など急いで必要とされる防護物資を寄贈したこと、また感染癥に関する情報を速やかに発表し、感染防止?抑制や治療に関する経験を世界保健機関(WHO)や國際社會と速やかに共有し、各國への支援に盡力したことを稱賛した。
中日両國は苦難を共にし、互いに見守り助け合い、感染の阻止において一連の協力を繰り広げた。小島氏は2月中旬に新疆に醫療用マスク1萬枚を寄贈して、新疆維吾爾自治區人民政府外事弁公室から感謝狀を受け取った。小島氏は、中日両國の政府間、友好都市間、及び民間でマスクの寄贈など互いに助け合う感動的な物語が多く生まれたと指摘。両國間で交わされたのは物品だけでなく友情であり、こうした真心のこもった具體的な交流活動は非常に重要だとした。
新型コロナウイルス感染癥の下での中日関係について、小島氏は「近年、両國の各分野の交流は日増しに深まり、好転している。現段階で、両國は『日中友好』を基礎に、『日中の理解』を促進し、『日中共同』の『新しい時代の日中関係』の構築を進めるべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年5月21日