外交部(外務省)の趙立堅報道官は14日の定例記者會見で、「中國側は米側がひたすら責任転嫁をするのではなく、公開性と透明性及び責任ある姿勢に基づき、自國民の懸念に速やかに応え、有効な措置を的確に講じて、自國民の生命の安全と身體の健康をしっかりと守ることを望む」と述べた。
【記者】ポンペオ米國務長官ら米高官は先日再び、中國が米國民の安全保護に必要な情報の共有を拒絶したことが感染の拡大につながったとして、中國側に透明性を保つよう呼びかけた。これについて中國側としてコメントは。
【趙報道官】米側の一部の政治屋が、「中國が速やかに情報を共有せず、不透明であったことで、時機を失して感染の拡大につながった」として中國を非難し続けていることに関して、すでに我々は中國側の感染癥への対処のタイムラインを繰り返し詳細に説明してきた。事実は非常に明らかだ。
今回の危機に対する米國の対応が一體どのようであったのか、米國內でも多くの報道と議論がなされている。米國民もそれを身をもって感じており、米政府が速やかかつ有効に感染癥に対処したのか疑問を呈し、憂慮する聲も少なくない。我々は米側がひたすら責任転嫁をするのではなく、公開性と透明性及び責任ある姿勢に基づき、自國民の懸念に速やかに応え、有効な措置を的確に講じて、自國民の生命の安全と身體の健康をしっかりと守ることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年5月15日