ノートパソコン5千元(1元は約14.8円)、スマートフォン2千元、衣類2千元、スーツケース500元、當面の生活費1萬元、これは今年子供が大學に進學する湖北省に住む肖さんの延々と続く購入予定物品リストに並んだ數字だ。工人日報が報じた。
今年も新學期がやって來た。大學から幼稚園まで、大きいものでは數百萬元の學區內マンションから、小さいものでは數十元の學用品まで、子供の生活環境を整えてやるために、保護者は惜しむことなく金を使い、メーカーもまたこのビジネスチャンスをしっかりととらえている。保護者の中には、「新學期のスタート共に始まる『爆買い』は、まさに『紙幣シュレッダー』そのもの」とあきらめの表情でこぼす人もいる。
甘粛省蘭州に住む蘇さんは、「子供が就學年齢に達したので、今年の入學登録前に學區內に150萬元あまりでマンションを購入した。一般の會社員である私と妻だけでは手に入れられる価格ではなく、幸いにも子供の祖父母がかなり助けてくれた」と話す。
多くの都市で、ややもすると數百萬元に上る學區內マンションは、多くの保護者にとって『究極の消費』となっている。北京市西城區の某不動産仲介業者は、「毎年、第2學期が始まる前は、學區內住宅の取引ピーク期となる。保護者は、少しでも良い教育のチャンスを子供に與えたいと思っており、そのための出費は決して惜しまず、むしろ進んで大枚をはたいている」と話した。
學區內マンションのような「大口商品」よりずっと日常的にみられるのは、保護者が子供のために電子製品や衣類を購入するケースだ。ある電子商取引プラットフォームの擔當者は、「毎年、新學期になると、オンラインであれ実店舗であれ、學生向けの販売キャンペーンが始まる。そして実際にこの時期はこれらの商品の販売ピークシーズンともなる」と説明した。北京のあるデパートでは、「合格通知書か學生証持參で割引!」という販売キャンペーンまで登場している。