クコの実は赤色で、まれに黒色があるという印象だが、この考えは打破された。寧夏回族自治區科學技術庁が18日に明らかにしたところによると、中寧県杞◆枸杞苗木専業合作社(◆は金が3つ)は保護種資源を収集した上で、「七色クコの実」を栽培した。うち紫色のクコの実については、國家植物新品種保護を申請済みだ。科技日報が伝えた。
寧夏のクコの実は中國一有名で、國內のクコの実栽培エリアの種苗はいずれも寧夏産だ。種苗の品質と純度を保証するため、「中國クコの里」と呼ばれる寧県の同合作社は2015年より全國の各大栽培エリアで高品質種源を選択?導入し、長期的に比較対照?試験を行った。これにより高品質株の原生種源を選択し、クコ種苗高級収穫エリアを作った。その繁殖種苗のすべてを第3世代以內と保証し、純度を95%以上にした。
同合作社の朱金忠會長は取材に対し、「種源の収集と保護において、我々は色の異なるクコの実を次々発見し、この稀少資源を長く留めようと考えるようになった。當初の3色から5色に拡大した。職員が昨年末までに収集?栽培したクコの品種は、赤?黃?黒?白?紫?青?橙の7色に達し、専門的に記録を作っている」と話した。
朱氏によると、黒のクコの実の最も主要な栄養成分はアントシアニジンで、俗に「アントシアニジンの王」と呼ばれている。黃色のクコの実は「黃金果」と呼ばれ、甘くジュース作りに適している。白のクコの実は透き通った色をしており、クコの中で珍しい品種だ。青と橙は昨年見つかった新品種で、現在は育成が進められている。
「七色クコの実」は現在、試験栽培の段階となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月19日