ゴキブリをみると、思わず踏みつけたくなるのが人情だ??茖W誌「サイエンス?ロボティクス」の最新號によれば、米國カリフォルニア大學バークレー校と中國清華大學の科學者チームがこのほど柔軟性の高い新型のゴキブリ風ロボットを共同開発した。素速く移動するだけでなく、踏んでもつぶれないという?!缚萍既請蟆工瑏护à?。
「ゴキブリロボット」の原型は高さ3センチメートルで、重さは0.07グラムに満たない。構造を見るには電子顕微鏡が必要で、パラジウムの電極にはさまれた熱可塑性のある層が、シリカゲルを接著剤にしてポリエチレンテレフタレート樹脂のパーツに接著されている。
60ボルト(最低8ボルト)の交流電圧をかけると、この灣曲した長方形の紙片のような簡易ロボット裝置は急速に伸びたり縮んだりし、前足にあたる部分が地面につくと、最高で1秒あたり體長20個分の速度、すなわち毎秒8.7センチメートルのスピードで移動する。
素速く移動するだけでなく、「ゴキブリロボット」にはより「クール」な技能が備わる。自分の重さより100萬倍の負荷をかけて踏みつけても、スピードは半減するものの、移動し続けることができる。15度の傾斜を上らせると、毎秒體長1個分の速度で上っていく。6分の1のスピードで自分の6倍の重さがあるピーナッツを運ぶことにも成功した。
研究者によると、「ゴキブリロボット」の原型にある1本の足を2本に増やせば、移動のスピードは一層速くなる。「ゴキブリロボット」のスピードと強度はこれまでの柔軟性の高いロボットとは比較にならないもので、今後は環境探査、構造検査、情報収集、災害救助などの場面で幅広い応用が期待されるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年8月5日