中國と日本は一衣帯水の隣國だ。「新中國成立70周年?福田康夫平和の実踐叢書出版記念會」が12日、東京で開かれた。駐日本中國大使館経済?商務処の宋耀明公使と日本の福田康夫元首相、法政大學の王敏教授、在日中國企業協會の王家馴會長らが出席し、挨拶した。人民網が伝えた。
挨拶に立った福田元首相は、參加したゲストに感謝の言葉を述べるとともに、「今年、日本は『令和』の時代に入り、中華人民共和國は成立70周年を迎え、日中両國はともに、歴史の新たなスタートラインに立った。現在の國際情勢において、保護主義や一國主義が勃興していることについて、私は、習近平主席が提案した『人類運命共同體の構築』なる考えに非常に同意している。世界各國は、手を攜え、國際情勢における非常事態に対応していかなければならない」と述べた。
宋公使は、挨拶において、「習近平主席はこのほどG20大阪サミットに出席した。中國の國家主席として9年ぶりに日本を訪問したことは、両國関係にとって極めて重要な意味合いがある。今回、福田元首相が平和の実踐叢書を出版し、中日関係推進のために正しい軌道に沿って、引き続き歩みを前にすすめたことで、中日両國國民の相互理解が一層深まり、中日両國國民の相互理解と友好的な感情が増進された」と語った。
在日中國企業協會の王家馴會長は、協會代表ならびに出版記念會に出席した企業會員の立場から、新中國成立70年および福田康夫平和の実踐叢書出版記念會の開催に祝いの言葉を述べ、「在日中國企業協會は今後も日本各界の友人の共同努力のもと、中日文化の交流と友好事業の推進は絶えず前向きに進んでいく」とした。
2018年、「中日平和友好條約」締結40周年を記念して、王敏教授は、2017年に人民出版社から発行された中國語版「10カ國前政府指導者の『全世界公共倫理』」の內容をめぐり、考察と研究を行い、その成果を2冊セットで平和の実踐叢書として出版した。その2冊とは、日本語版「己所不欲、勿施于人―黃金律の平和実踐」(自分がされたくないことは人にもしない)と「嵐山の周恩來」だった。平和の実踐叢書の出版は、在日中國企業協會からの理解と資金援助によって実現した。
福田元首相は、出版記念會において、在日中國企業協會の會員企業と中日友好人士に対して、署名入り書籍を贈呈した。宋公使と王會長はそれぞれ、駐日本中國大使館と在日中國企業協會を代表して、福田元首相と王教授に記念品を贈呈した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月15日