中國が自主開発した海底1萬メートル級潛水艇有人球形モジュールが、出入口と観察窓の開孔作業を終えた。有人球形モジュールは潛水艇の最も重要な部分であり、潛水員の主な活動エリアだ。主要構造はチタン合金製で、完成すれば世界で下潛水深度が最大の、最先端の潛水艇の一つになる。中央テレビ網が伝えた。
中國が自主開発?製造する新型次世代有人潛水艇計畫は2020年に、世界の海洋で最も深いマリアナ海溝で試験を行う。潛水深度は1萬メートルを突破する予定。深海は圧力が大きいため、有人球形モジュールの材料は4500メートル級の「深海勇士」號潛水艇と7000メートル級の「蛟竜號」とは異なる。
1萬メートルの深海で潛水艇が受ける圧力は、爪の上に車を1臺置くようなものだ。潛水艇の有人球形モジュールは、潛水員3人の安全を支える重要な設備となる。次世代チタン合金製のモジュールは、形狀?真円度?壁の厚さを慎重に選択している。二つの半球の溶接と組み立てなどを終えると、來年上半期に海底1萬メートルの模擬圧力試験を行うことになる。
蛟竜號の浮力材料は英國製、ロボットアームは米國製、有人球形モジュールはロシア製だ。現在建造中の1萬メートル有人潛水艇は、世界の100%の海域で作業可能で、世界最先端の水準に達している。またすべて中國人が自主開発しており、多くの「中國初」を記録した。特に有人球形モジュールは潛水艇の主要構造で、開発水準は國內最高に達している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月27日
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