15日午前0時、中國國內の石油製品は新たな調整周期が始まる。複數の機関が、ガソリン価格に今年10回目の引き上げ調整が行なわれると予測している。中國新聞網が伝えた。
コモディティ関連調査會社の卓創資訊のデータに基づくと、6月10日の取引終了時には、現在の周期における9日目の取引日の中國國內石油価格參考変化率は6.91%と算定され、ガソリン?ディーゼルオイル価格は1トンあたり340元(1元は約20.0円)の引き上げになる見込みだ。1リットルにつき、92號ガソリンが0.27元引き上げ、95號ガソリンが0.28元引き上げ、0號ディーゼルオイルが0.29元引き上げとなる。燃料タンクを50リットルとして、満タンにするにはいくらかかるかを計算すると、92號ガソリンはこれまでより13.5元高くなり、95號ガソリンは14元高くなる。
コモディティ情報サービスを提供する中宇資訊の閆紅紅?石油製品アナリストは、「この調整幅が実施されれば、中國國內の92號ガソリンは(1リットルあたり)『9元時代』に全面突入し、広東省、広西壯(チワン)族自治區、四川省など一部の地域で新たな周期の調整前に95號ガソリン価格がすでに1リットル9.7元を超えていたことを踏まえると、14日の調整が行なわれれば、ガソリンは『10元時代』に進むことになるだろう」との見方を示した。
今年に入ってから、中國では石油製品価格の調整が10回行なわれた。ガソリン価格は1トンあたり累計で2330元引き上げられ、ディーゼルオイル価格は同2245元引き上げられ、「9引き上げ?1引き下げ」の局面となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年6月14日