中國の政策決定者が経済活性化に抑制的であることに深い印象
カリフォルニア大學サンディエゴ校國際関係?環太平洋研究大學院の21世紀中國プロジェクト代表を務めるスーザン?シャーク氏は、「中國経済が目下直面する挑戦はどのように『デレバレッジ』をするかということ、またどのようにして一定の持続可能な成長を今後も維持するかということだ」と指摘した。
シャーク氏は、「中國の政策決定者が抑制的であることは印象深い。彼らは大規模な活性化計畫を通じて経済を振興しようとしなかった。長らく、中國が直面する大きな挑戦はどのようにして生産効率を高めるかということであり、現在、政府は多額の資金を科學技術やインフラ建設などの分野に投入しており、今後は成長率を高めるための新たなルートを見つける必要がある」と述べた。
中國の経済成長に積極的な軌道がみえる
シンガポールのグローバル戦略コンサルティング會社フューチャーマップの創業者パラグ?カンナ氏は、「現在、グローバル経済は安定的に成長し、アジア地域は、たとえば中國では経済成長が落ち著いた様子をみせている」との見方を示した。
カンナ氏は、「成長に関するデータはそれほど重要ではない。というのも、中國の経済成長に積極的な軌道がみえると思うからだ。多くのインフラ建設投資、貿易一體化などの措置を目にすることができるし、こうした措置は未來の成長を持続的に推進することになる」と続けた。
またカンナ氏は、「中國は今や世界2位のエコノミーであり、この段階では成長率はそれほど高くならない。中國の消費と投資がよりバランスするのを目にして、これは積極的な流れだと思った。未來の中國はデレバレッジ、國有企業改革、さらなる開放、とりわけ資本項目におけるさらなる開放などの方向へ進む必要がある。中國は非常に率直で誠意があり、かつどのようにしたいかを明確に示す。そんなわけで私は中國経済の見通しは積極的であると考える」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年11月25日