日本企業(yè)も「ダブル11」に「便乗」して大きな成果

このほど終了した2019年天貓（Tmall）の「ダブル11」（11月11日のネット通販イベント）は、取引額が2684億元（1元は約15.5円）に上り、昨年の2135億元を超えて、前年同期比約25.7％増加した。中國(guó)を沸き立たせるこのイベントは、日本でも各界関係者の大きな注目を集めている。「経済參考報(bào)」が伝えた。

阿里巴巴（アリババ）が達(dá)成した取引規(guī)模に、日本メディアから賞賛の聲が次々上がる。メディアの中には、「アリババがこの日に達(dá)成した取引額は、日本のECプラットフォーム最大手?楽天の1年間の売上高よりも多い」と伝えたところもある。

日本の共同通信社は、「アリババのプラットフォームでは、ダブル11イベントが始まってから1時(shí)間の間に、中國(guó)企業(yè)だけでなく、アップルやナイキなどの米國(guó)企業(yè)、パナソニックや資生堂などの日本企業(yè)の売上高がそれぞれ1億円を突破した。ダブル11は中國(guó)の強(qiáng)大な購(gòu)買力と消費(fèi)のポテンシャルを示しており、中國(guó)市場(chǎng)はすでに米國(guó)企業(yè)を含む海外企業(yè)が無視できない存在になっている」と伝えた。

別の日本メディアは、「アリババがダブル11イベントを始めてから、中國(guó)の大手ECプラットフォームが相次いで仲間入りをし、ダブル11は今は中國(guó)の特色を代表する消費(fèi)シーンとなった」と伝えた。このほか、勢(shì)い盛んなECのライブ配信によるショッピングガイド、対応が迅速で高効率の巨大物流システムについても、日本メディアは詳しく紹介している。

複數(shù)の日本メディアが、中國(guó)のECが競(jìng)い合って參加するダブル11で、取引額が10億元を超えた企業(yè)は15社あり、その中に日本のユニクロが入っていたことに注目する。日本企業(yè)はダブル11でめざましい動(dòng)きをみせており、海外ブランド売上高の國(guó)別統(tǒng)計(jì)で、日本は4年連続首位に立った。ユニクロのほか、花王の日用品、ユニ?チャームの紙おむつ、資生堂の化粧品、ヤーマンの美顔器が中國(guó)の消費(fèi)者に特に歓迎された。

ダブル11で傑出した動(dòng)きをみせた一部企業(yè)は資本市場(chǎng)のメリットも享受した。ダブル11で株価が上昇するとみられているカシオは、最近は株価の上昇が続いている。カシオとアリババが提攜し、天貓に旗艦店を開設(shè)したことから、投資家の間で売上高の持続的拡大への期待がさらに高まった。カシオの株価は1週間で約15％上昇し、約3年ぶりの高値をつけた。

市場(chǎng)関係者は、「カシオだけでなく、他の日本企業(yè)も中國(guó)のダブル11に照準(zhǔn)を合わせて新製品を打ち出しており、近頃の株価上昇が見込まれるEC銘柄に人気が集まる傾向はこれからもしばらく続くだろう」との見方を示した。

中國(guó)のインターネット消費(fèi)の大成功を目の當(dāng)たりにして、日本のECも中國(guó)の同業(yè)者たちの営業(yè)販売におけるイノベーションやビジネスモデルを積極的に參考にするようになった。日本の買い物サイトではヤフーショッピングが「いい買い物の日キャンペーン」を打ち出し、楽天市場(chǎng)が「獨(dú)身の日」限定セールを打ち出し、大規(guī)模な販売促進(jìn)活動(dòng)を展開した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月20日