青青さんは今年結婚したばかりだが、子供を持つかどうかについて、まだ夫と合意に達していないという。結婚前、2人はこのことについて何度も話し合った。夫は、「今年結婚したから、來年には子供を持ってもいい」考えていた。
しかし青青さんは、「自分に決定権があるなら、産まない選択をする。子供を産み育てることは、心身ともに疲れるだけでなく、スタイルは悪くなるし、さらに重要なのは暮らしの中心が全て変化してしまうこと」としている。
これまで、彼女は大學院博士課程受験のための準備をしてきた。合格した場合、子供を産むとさらに面倒が増える。しかしその一方でこの問題は彼女一人で決定できる問題ではないことは青青さん自身も十分理解している。
また、なかにはディンクス(子供を持たない共働き夫婦)を選択する人もいる。経済的條件が不安定で、子育て費用をまだ貯めていないからという人もいれば、まだ母親になる準備ができていないからという人もいる。それだけでなく「子供が母親にとってどんな意味があるのか?」、「私は良い母親になれるのだろうか?」、「子供を産んでから後悔しないだろうか?」と思い悩む人もいる。
女性が母親になることについて見せるためらいを「エゴ」や「わがままな甘え」とみなし、「誰もがみなやってきたことなのに、なぜ貴女だけが耐えられないのか?」とする人も一部いる。
しかし母親になる前に、まずやらなければならないのはしっかりとした自分を作り上げることだろう。焦って母親にならないことは間違いかと言えば、そうとも限らない。なぜならしっかりした母親になれないことの方がむしろ間違いだといえるからだ(文中の人物の名は本人の希望で全て仮名)。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年5月14日