「恥ずかしがり屋で內向的」というのは、多くの外國人が中國人に抱く固定のイメ―ジだが、最近米國のアメリカンフィルムインスティテュート(AFI)の卒業式で、ある中國人留學生が披露したそうしたイメージを覆すような素晴らしいスピーチが話題となっている。
彼女のスピーチはユーモアに満ちているだけでなく、その英語も極めて流暢で、全く気後れを感じさせず、スピーチが終わると會場ではスタンディングオベーションとなり、惜しみない拍手が送られた。
このスピーチを披露したシナリオ學科在籍の孔楽琪さんは、AIFで學ぶ中國人留學生だ。
彼女はスピーチのために登壇すると、まず學長に対し、自分の中國語名を読み上げて紹介してくれたことに感謝の言葉を述べた。それから、彼女の英語名「ヴァネッサ?コン」の由來を紹介し、自分と映畫との「切っても切れない縁」について話し始めた。彼女は、「ヴァネッサ?コンというのは、私の本名ではありません。13歳のとき、ヴァネッサという名を自分の英語名に選びました。當時、私はジョニー?デップの大ファンで、その當時の彼の妻の名がヴァネッサ?パラディだったから。その後、彼は離婚してしまったけど、今は私にもチャンスが巡ってきたということ。彼が愛情の証として彫った『ヴァネッサ』のタトゥーを消す必要もなくなったわ」とした。
また彼女はスピーチの中で、「私が今ここに立っていられるのは、素晴らしい中國人クラスメートのおかげだと思う。AFIで學ぶ學生のうち20%は中國人留學生。この割合は、ちょうど世界の総人口に占める中國の人口の割合とほとんど変わらない」とした。
スピーチの様子を撮影した動畫がSNS上にアップされると、たちまち話題となり、ネットユーザーは、「優秀だ、優秀すぎる!これこそ中國人留學生のあるべき姿だ。質の高いユーモアの中に、彼女の比類なき自信がみなぎっている」と稱賛のコメントを寄せた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月28日
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