中國は17日、5回目の國家貧困者支援デーを迎える。國務院扶貧開発指導小組弁公室によると、中國ではさらに85の貧困県が貧困脫卻を果たした。(文:譚衛平?中國國際貧困者支援センター副主任。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
貧困との闘爭において、中國は世界の注目する成果を挙げ、參考となる経験を積み重ねてきた。中國は國際貧困削減協力も積極的に展開し、世界の貧困削減に力を捧げてきた。
中國の貧困削減の成果は誰の目にも明らかだ。改革開放の40年間で、中國では7億人余りが貧困を脫卻し、農村部貧困層は2017年末には3046萬人にまで減少した。第18回黨大會以來、習近平同志を核心とする黨中央は貧困脫卻の取り組みを全體布陣「五位一體」と戦略布陣「4つの全面」に組み込み、最初の百年の奮闘目標を達成するうえでの重要任務とし、一連の重要な方針を打ち出し、貧困脫卻の難関攻略を全面的に開始した。第19回黨大會報告は、過去5年間に貧困脫卻の難関攻略は決定的進展を遂げ、6000萬人余りの貧困層が安定的に貧困を脫卻し、貧困発生率は10.2%から4%以下に下がったと指摘した。
中國の貧困削減は全世界に知恵の面で貢獻している。中國は國情に立腳し、積極的に探求し、果敢に実踐して、中國の特色ある貧困対策の道を歩み出した。中國の成功経験は自らの選択の正しさを裏づけただけでなく、急速な発展と同時に自らの獨立性を保ちたい國や民族に全く新たな選択肢を提供し、人類の問題解決のために知恵と案を示した。
実踐面では、改革開放を堅持し、持続的な経済成長を保つことが、中國の貧困削減が成功を収める前提條件となった。急速な経済成長は中國の貧困削減の土臺を固め、可能性をもたらした。1978年に始まった改革開放は、中國経済の急速な発展の幕を開けると同時に、大規模な貧困削減の始まりともなった。
優位性の面では、中國共産黨による指導の政治的優位性と中國の特色ある社會主義の制度的優位性が、中國の貧困削減が成功を収める根本的保証となった。これは具體的には中共の強大な政治動員能力、効率的な政策決定、強大な執行力、及び力を集中して大事業を行う體制的優位性に表れている。
中國は途上國の貧困削減を手助けするべく努力している。2015年10月までに、中國は計166の國と國際組織に4000億元近くの支援をし、支援要員60萬人余りを派遣した。このうち700人余りが他國の発展のために尊い命を捧げた。中國はアジア、アフリカ、ラテンアメリカ?カリブ海地域、オセアニアの69カ國に積極的に醫療支援を行い、相前後して120余りの途上國の國連ミレニアム開発目標実行を手助けした。
現在中國は各國と「一帯一路」建設の推進を加速し、國際貧困削減協力の成果の恩恵がさらに多くの國と人々に及ぶようにしている。現在中國が提唱する國際貧困削減協力の新制度は、西側國が設ける援助制度とは異なり、いかなる政治的條件も付けないうえ、被援助國の國民のニーズを十分に考慮している。
貧困脫卻の難関攻略は、第19回黨大會の打ち出した三大難関攻略の1つだ。中國の現行基準で2020年までに農村部貧困層の貧困脫卻を実現することは、われわれの厳粛な約束だ。その時、中華民族は數千年の発展の歴史において初めて絶対的貧困を全體的に取り除く。これは中華民族と人類全體にとって重大な意義を持つ。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年10月17日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn