北京首都國際空港が発表した情報によると、旅客は21日より3つのターミナルビルの駐車場で料金を支払う際に、現金ではなく支付寶(アリペイ)による自動支払を利用できるようになった。車の通行にかかる時間も従來の10秒から2秒內に短縮。北京首都國際空港のほか、上海虹橋空港や青島流亭空港、杭州蕭山空港、掲陽潮汕空港の駐車場でも駐車料金の自動支払が可能となる。北京日報が伝えた。
北京首都國際空港の3つのターミナルには4つの駐車場があり、約1萬臺の駐車が可能となっている。旅客は事前に支付寶で「駐車」と検索し、駐車オンライン料金支払ページを開き、カーナンバーを登録しパスワード不要の決済を利用可能にすれば、駐車場に入る際にボタンを押しカードを取る必要がなくなる。設備はカーナンバーを自動的に識別し、バーを上げる。駐車場を出る時には攜帯電話を取り出す必要も、停車して待つ必要もなく、バーが自動的に上がる。そして攜帯電話が支付寶の料金支払の通知を自動的に受ける。
北京首都國際空港の駐車場のすべての料金支払ルートが自動化された後、車の通過時間は従來の人の手による料金徴収の10秒前後から2秒以內に短縮される。駐車場の通過効率が飛躍的に向上し、旅客の時間短縮を実現する。支付寶駐車事業責任者の聞覚氏は、「8割も時間を短縮できるのは、ユーザーが自分のカーナンバーを支付寶に登録してから駐車場に入ると、スマート設備の畫像認識技術が自動的にナンバーを見分け、料金を引き落とすからだ」と説明した。
聞氏は利用者の関心の高い安全性問題について、「1枚のナンバーを支付寶の1口座にしか登録できない。技術的計算によると、この料金支払の流れでミスが発生する確率は10萬分の1以下で、仮に間違って引き落とされても利用者は全額補償される」と説明した。
利用者は電子領収書が必要な場合、北京首都國際空港の駐車場の出口で停車し、設備からQRコードが印刷された紙を取り出し、これをスキャンする必要がある。しかし記者の調べによると、現在空港と支付寶雙方は停車しなくても支付寶で電子領収書を直接作れるサービスを開発中だ。
支付寶駐車事業責任者の姜魁氏によると、來年上半期にも北京の約1000ヶ所の駐車場が同サービスを導入する計畫で、その後さらに高速鉄道駅や體育場(館)、商業複合施設、病院、學校などの生活シーンに進出し、多くの北京の運転手がスムーズで安全な駐車料金支払いサービスを利用できるようになるということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月23日
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