日本映畫「続?深夜食堂」が18日に中國大陸部で封切となる。上海國際映畫祭で、観客たちは一足先に同映畫を鑑賞することができ、さらには同映畫を手がけた松岡錠司監督と主演の小林薫も映畫祭のため訪中し、多くの観客から熱烈な歓迎を受けた。(文:張瑾)
2009年に日本ドラマ「深夜食堂」のシーズン1が放送されてから、現在までに4シーズンにわたり放送されており、情報コミュニティサイト?豆瓣網では、中國人のネットユーザーの評価により、全シーズンとも8.5ポイント以上となっている。ストーリーは安倍夜郎原作の同名漫畫をリメイクしたもので、同ドラマでは日本の下町の人情が描かれているが、そこに登場する人物に共通する感情は、異なる言語、背景、文化を持つ観客の心を捉えている。また、料理が落ち込んだ気持ちを癒すという點だけでなく、來店する客たちが抱える自身の生い立ちや、深夜食堂という狹い環境で無意識のうちに帰屬意識を求める、笑あり涙ありの溫もりあふれる雰囲気がより重要なものになっている。
これほど視聴者に愛されている同ドラマは、映畫版も2本制作された。映畫版では、松岡監督から主役の小林薫、さらには常連客の人物までドラマと同じスタッフ?キャスト陣で、ドラマ版と同じ見ごたえある面白さを十分に殘している。
6月に開催された上海國際映畫祭で、「続?深夜食堂」は中國で初めて上映され、上映後に小林薫が登場し、観客に向けて、「食べたいものがあったら、何でも言ってよ」という作中でお馴染みのセリフを披露した。
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