1945年8月15日、日本が無條件降伏を発表し、世界反ファシズム戦爭は最終的勝利を得た。8月15日にどう向き合うかが、日本が歴史を正しく受け止められるか否かの試金石となって久しい。だが72年後のこの日、安倍晉三首相はA級戦犯を祀る靖國神社に、再び代理人を通じて祭祀費(玉串料)を奉納した。安倍氏が敗戦記念日に間接的に亡霊を參拝(靖國神社に參拝)し、軍國主義のために招魂するのは、これで5年連続だ。安倍氏が同日の全國戦沒者追悼式でアジア各國に対する加害責任に5年連続で言及しなかったことも同様に注目される。(人民日報「鐘聲」國際論評)
靖國神社は日本の侵略戦爭に対して責任を負う第2次大戦のA級戦犯を祀っており、いかなる形であれ亡霊參拝は、戦後の國際秩序と國際正義に対する挑発であり、平和に対する冒涜だ。平和を愛する全世界の人々はこれに斷固反対している。
「盧溝橋事変」(盧溝橋事件)と南京大虐殺から今年で80年となる。80年前、日本は「盧溝橋事変」を計畫的に引き起こし、対中全面侵略戦爭を発動して、中國民衆(zhòng)に未曾有の甚大な慘禍をもたらした。同年12月、中國侵略日本軍は南京に荒々しく侵入し、殘酷な南京大虐殺を行ない、中國人30萬人がむごくも殺戮された。日本軍國主義の犯した途方もない大罪を覆い隠すすべはなく、歴史の真実の歪曲は許されない。
日本政府は懸命に歴史を否認し、隠蔽するが、その度に事実が力強い反撃を與える。8月14日、日本軍「慰安婦」生存者の現(xiàn)狀を反映する記録映畫『二十二』が中國で公開され、歴史を鑑とする13億中國人民の姿勢がはっきりと示された。少し前、日本軍の労働者強制徴用を反映する映畫『軍艦島』が韓國で上映され、「地獄島」で起きた悪行を知る人が増えた。8月13日、NHKが特別番組「731部隊の真実」を放送。731部隊が罪を認める20時間余りの録音を発掘し、同部隊が中國侵略戦爭で犯した途方もない大罪をありのままに復元した。
日本政府は當時の歴史を直視できず、またそれを望まず、右翼政治屋は侵略戦爭を力の限り覆い隠し、美化しさえするが、それでも少なからぬ日本の識者が揺るがず若い世代への「補講」に盡力し、日本がかつてアジア近隣國に與えた甚大な慘禍を語っている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn