清華大學微信(Wechat)公式アカウントでこのほど、雲南出身の男子學生?矣暁沅さんを取り上げた文章が掲載され、このポジティブで強い心の持ち主に、多くの人々が稱賛した。雲南網が伝えた。
雲南省玉渓出身の矣さんは、6歳のときに突然発病、彼自身と家族の生活が一変した。病名はリューマチ性関節炎、身體中の関節がだんだんと蝕まれていく病気で、治療方法はなく、醫學界では「死に至らない癌」と呼ばれている。入院して2ヶ月間治療を続け、彼は幸いにも命を失わなかったが、もう2度と自分の足で立ち上がることはかなわず、車椅子での一生が続くことになった。
車椅子に座っていることしかできなかったが、彼は決してあきらめなかった。関節の痛みを理由に學習を中斷することはなく、たゆまぬ努力と頑張りで學び続け、彼は優秀な成績で玉渓一中に入學。2012年度中國大學統一入學試験(通稱「高考」)では、679點という高得點で、雲南省理數科第16位の成績を殘し、清華大學コンピュータ學部に見事合格した。
清華大學に入學した時點で、彼の車椅子生活は十年目に突入していた。長年の病気による苦難で、全身の十數ヶ所の関節はすべて破壊、あるいは酷く変形していた。自分で立つことはおろか、振り向く?手を挙げる?腰をかがめるなどの動作もほとんどできなかった。入學當初、コンピューターに関する基礎知識に乏しいうえ、手の指を動かすことが難しかったため、彼はタイピングの練習に毎日2時間を費やす必要があったという。
大學學部時代の學業成績、科學研究実績、各種活動実績が非常に優秀だったことから、彼は清華大學コンピューター學部人工知能(AI)研究所に推薦入學が許され、AI関連研究に攜わることになった。
矣さんは、2015年校友奨學金授與大會において、「僕はとても幸運だ。なぜなら、読むことや両手でプログラムコードの編纂ができるからだ。この世界には、僕よりもっと身體が不自由な人が大勢いる。僕は今後も、コンピューターの関連研究を続けていきたい。特定話者認識、文字識別、入力法などの分野で、身體の不自由な人がより便利に使えるツールを開発したい」と今後の抱負を語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年1月17日
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