習近平國家主席がオバマ米大統領の招待を受けて今月公式訪米する。中米関係の歴史にとって一里塚的な重大な出來事であり、國際社會が共通して注目する焦點でもある。(人民日報「鐘聲」國際論評)
ライス米大統領補佐官(國家安全保障擔當)、ラッセル國務次官補がこのほど相次いで訪中し、習主席の訪米に向けた準備をした。習主席は米側と共に努力して二國間、地域、世界の各分野で実務協力を開拓し、発展させ続け、敏感な問題を建設的方法で管理?コントロールし、中米関係が両國および世界各國の人々により多くの、より良い恩恵をもたらすよう努力したい考えを強調した。米側は習主席の公式訪米を待ち望んでおり、訪問の申し分のない成功を確保することは雙方共通の期待であり目標だとの考えを繰り返し表明した。両國関係の一層の強化を中米雙方が期待し、自信も持っていることを人々は感じた。
中米関係発展の脈絡を整理すると、戦略、政治、経済的利益、価値観の溝という伝統的摩擦が起伏し、海洋をめぐる爭い、サイバーセキュリティーなど新型の厄介な問題が數多く生じているが、歴史的視野、グローバルな視野から見ると、両國は共通利益が溝をはるかに上回り、関係を常に前向きに発展させ続けているうえ、多くのグローバルな問題で緊密な協力を保っている。
歴史の経験が物語るように、中米関係の鍵は方向を正しく把握することにある。新たな歴史的時期において、非衝突?非対立、相互尊重、協力?ウィンウィンの新型の大國関係を構築することは、まさに中米両國が世界と國の情勢および中米関係の將來の発展に著眼したことによる重要なコンセンサスである。
2013年6月のサニーランズ會談で習主席とオバマ大統領は新型の大國関係の構築に努力する考えで一致した。2014年にオバマ大統領が訪中した際、習主席は6つの重點方向から新型の大國関係の建設を推進することを提唱した。中米両國首脳は國際的な場で繰り返し交流?會談しており、新型の大國関係の共同構築は方向性が繰り返し明確にされ、內容が拡充され続けている。