韓國　カジノが中國人観光客への支払い拒否のために「詐欺」をでっちあげ

中國人観光客はすでに韓國のカジノにとって名実共に「金のなる木」であり、特に裕福な中國人がカジノに費やす金額は急増している。5月に中國人観光客4人が済州島のあるカジノで11億ウォン（約1億1千萬円）勝った結果、カジノに「詐欺」をでっちあげられて支払いを拒否されたため、4人が現地警察に通報した。この事件はこのほど急激な進展を見せ、カジノ側が従業員に対して中國人観光客を陥れるよう支持したことが明らかになった。韓國メディアはカジノ側のこうしたやり方を強く批判し、韓國のカジノや済州島のイメージが損なわれることを懸念している。環球網が伝えた。

「韓國経済」の13日付け報道によると、最近の韓國を観光する中國人観光客の急増にともない、中國人のカジノ客が落とす金額も大幅に増加している。韓國「Paradise」集団傘下のカジノの統計によると、今年第2四半期の中國の「VIPカジノ客」が投入した金額は前年同期比30.1%増の8369億ウォン（約833億円）に達した。日本人の「VIPカジノ客」が投入した金額は前年同期比7.5%減の2003億ウォン（約199億円）に留まる。「VIPカジノ客」はカジノ利用者のわずか14.4%だが、消費金額は全體の47%を占める。第1四半期に中國人が同集団傘下のカジノに投入した金額は同37.9%増加した。韓國GKL集団傘下のカジノでも今年第1四半期に中國人観光客が投入した金額は20%増加した。韓國のカジノ業界関係者によると、今年韓國を訪れる中國人観光客數は600萬人に達する見通しで、韓國國內のカジノ業は大きな利益を得ると見られる。（編集YH）

「人民網日本語版」2014年7月14日