日本企業(yè)の対中投資が減少、利益の収穫期を迎える

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2014年07月03日08:16

澤田真治郎氏は中國(guó)日本商會(huì)の會(huì)長(zhǎng)、日本最大の商社の一つである三井物産の中國(guó)総代表だ。澤田氏は6月18日に、中國(guó)日本商會(huì)が取りまとめた「中國(guó)経済と日本企業(yè)白書」（2014年版）と題した意見(jiàn)書を発表した。中國(guó)日本商會(huì)は2010年から同意見(jiàn)書を毎年作成しており、中國(guó)経済の他に、中國(guó)各地の日本企業(yè)が直面している問(wèn)題、これらの問(wèn)題の解決に向けた提案が中心的な內(nèi)容になっている。中國(guó)新聞週刊が伝えた。

安倍晉三首相は就任後、中國(guó)を積極的に包囲?けん制する「価値観外交」を推進(jìn)しており、両國(guó)関係が急転直下した。これとほぼ同時(shí)に、日本企業(yè)の対中投資も前年同期比で激減した。これは日本企業(yè)が「価値観外交」の影響を受け、対中投資を大幅に減らし始めたことを意味するのだろうか？日本企業(yè)は中國(guó)から撤退するのだろうか？

◆日本企業(yè)の投資の変化、政治との関連性は低い

この問(wèn)題について、中國(guó)日本商會(huì)副會(huì)長(zhǎng)兼調(diào)査委員會(huì)委員長(zhǎng)の田端祥久氏は、「國(guó)際協(xié)力銀行（JBIC）の企業(yè)の対外投資に関する調(diào)査は1992年より、投資先國(guó)の項(xiàng)目を設(shè)けている。その時(shí)から2013年まで、中國(guó)は常に日本の製造業(yè)にとって最大の投資先國(guó)となっている。少なくとも國(guó)際協(xié)力銀行のデータでは、日本の製造業(yè)は20數(shù)年に渡り中國(guó)を最優(yōu)先の投資先國(guó)としてきた。この20年の間に、中國(guó)に進(jìn)出できる企業(yè)のほとんどが進(jìn)出した」と指摘した。

日本の対中投資は、いくつかのピークを迎えた。田端氏は中國(guó)商務(wù)部（省）の調(diào)査データを使い、1997年、2005年、2012年のピーク値を?qū)Г訾筏俊?/p>

澤田氏は、「日本の対中投資には、一つのピークを過(guò)ぎると減少するという傾向がある。他にも、中國(guó)の投資環(huán)境の問(wèn)題がある。より良い投資先があれば、日本企業(yè)は自ずとそちらに投資を向ける」と語(yǔ)った。

田端氏はまた、別のデータにより、日本企業(yè)の中國(guó)における現(xiàn)狀を示した。「日本貿(mào)易振興機(jī)構(gòu)（ジェトロ）は2014年、日本企業(yè)を?qū)澫螭趣工胝{(diào)査を?qū)g施した。そのうち54.2％の企業(yè)は中國(guó)事業(yè)を拡大すると回答し、39.5％は現(xiàn)狀維持と回答した。一方、中國(guó)事業(yè)を縮小すると回答した企業(yè)は5％、中國(guó)から撤退しその他の國(guó)に移転すると回答した企業(yè)は1.2％だった」。