中國はここ數年、宇宙強國の建設ペースを上げ、一連の輝かしい成果を上げている。未來を展望すると、中國の月探査にはどのような計畫があるのだろうか。人民日報が伝えた。
全國政治協商會議常務委員で、月探査チーフデザイナーを務める中國工程院院士の呉偉仁氏はこのほど、「月探査4期は數年の論証を経て、2021年末に正式にプロジェクトとして立ち上げられ、実施段階に入った。月探査4期の主な目標は、月の南極での科學調査の展開、月科學研究ステーションの基本型の構築だ。その後は3回に分け任務を実施し、2030年までの完了を計畫している」と述べた。
科學者たちは月の南極で水でできた氷の発見を期待している。「月探査4期は飛行探査機を開発した。著陸後飛行探査機を採用し、著陸地點から水でできた氷があるかもしれないクレーターの方向に飛び立ち、探査を展開し、サンプルを収集する」と呉氏。
月探査4期は4回の任務を計畫している。1回目はすでに成功した「嫦娥4號」で、今後は「嫦娥6號」「嫦娥7號」「嫦娥8號」という3回の任務が予定されている。うち「嫦娥6號」は主に月の高価値エリアのサンプルリターンを行い、その後さらに新たな月土壌サンプルを地球に持ち帰る。「嫦娥7號」は主に月の極地の科學調査、特に月の水でできた氷の分布を探査する。「嫦娥8號」は「嫦娥7號」と協力して作業し、主に月資源の開発?利用技術の実証実験、長期科學調査を展開する。地球の広範囲、全スケール、長期間調査を実施し、さらに科學研究ステーションの後続のキーテクノロジーの検証を行う。「嫦娥6號」と「嫦娥7號」は2025年頃に打ち上げ任務を実施する見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年3月10日