ウクライナの生物研究所に関する文書を削除した在ウクライナ米國大使館。 |
ロシア國防省が6日に開いた記者會見で、同省のイーゴリ?コナシェンコフ報道官は、「ウクライナに対する軍事行動の過程で、ロシアとの國境付近にあるウクライナの生物研究所で、米國の支援を受けて生物兵器の研究開発が行われていたことを示す証拠を発見した」と発表した。中央テレビニュースが報じた。
ロシア軍が入手した文書によると、ウクライナ衛生省は2月24日、つまりロシアがウクライナに対して軍事行動を開始した日、ポルタヴァやハリコフの生物研究所の研究者らにペストや炭疽菌、コレラなど、死に至る病の病原體を処分するよう指示していたという。コナシェンコフ報道官は、「ロシア軍の生物兵器専門家が現在、文書の分析を進めており、その結果を今後、発表する」とした。
ブラジルの英字新聞「The Rio Times」の先ごろの報道によると、ある記者がSNSに、「2月26日、在ウクライナ米國大使館は公式サイトから、米國防総省がウクライナの生物研究所を支援していることに関する全ての文書を削除した」と書き込んだ。報道によると、それらの生物実験室のうち1ヶ所は、ウクライナ第二の都市?ハリコフにある。2016年1月、ハリコフの兵士少なくとも20人が2日の間に、インフルエンザウイルスのようなウイルスに感染して死亡したほか、兵士200人が病院で治療を受ける事態が生じたが、ウクライナ政府は死亡した兵士に関する詳細情報を発表しなかった。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年3月8日