王毅國務委員兼外交部長(外相)は訪問先のドイツ?ベルリンで1日、マース獨外相と共同記者會見に臨んだ際、香港特區や新疆ウイグル自治區に関する問題について再び質問を受けた。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長はまず具體的な數字と事実を挙げて、中國側が香港地區國家安全維持法を制定して香港特區の法制環境を整備することの正當性と合理性を説明し、新疆における脫過激化措置の推進が得てきた積極的な成果を明らかにし、中國の講じてきた各政策が香港同胞を含む中國各族人民から広範な支持を得ていることを強調した。
王部長は「今回の歐州歴訪では様々なコンセンサスを得た。その一方で、中國の新疆地區や香港特區の事に問い及んだカウンターパートもいたが、彼らはいずれもまず、中國の主権を尊重しており、內政干渉の意図はないことを強調した」として、次の3點を指摘した。
(1)國家間の付き合いにおいては、やはり相互尊重と內政不干渉の原則を堅持すべきだ。これは國際関係の基本準則であり、國連憲章の規定でもある。これを前提條件としたうえで、中國側は興味を抱く國々と共に、相互理解の増進を目的に、互いの関心事について意見交換することを望んでいる。
(2)中國の事を観察し論評する際には、事実を根拠として本當の狀況を明らかにする必要がある。一方の話だけを聞いて信じることがあってはならないし、ましてや誤った話をそのまま広めてはならない。デマを広めるのは極めて無責任な態度であり、現代化の実現に奮闘する億萬中國人民の努力を全く尊重していないことでもある。
(3)皆さんが新疆地區を含めて中國をもっと訪れ、現地を見てみることを歓迎する。すでに我々は90數か國の団體を新疆視察訪問に招待した。彼らは政治的立場は異なるが、いずれも新疆地區で見た事は以前聞いていた事とは違ったと考えている。中國は開かれており、各界の友人が中國を訪れて中國の発展と変化を直に感じることを歓迎する。もちろん、もし色眼鏡をかけており、あらかじめ「推定有罪」の考えを抱いているのなら、新疆各族人民は歓迎しないだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月2日