シンガポールビジネス連盟によると、シンガポール企業84社が集まって「チームを結成」し、第2回中國國際輸入博覧會に出展するという。これら企業は中國の三線都市以下の市場に重點的に照準を定めて商機を探ると同時に、中國でふさわしいパートナーを積極的に探し、パートナーと共同で東南アジア市場、さらにはグローバル市場を開拓しようとしている。新華社が伝えた。
同連盟が上海で説明したところでは、シンガポールの出展企業は「チーム結成」方式でサービス貿易、食品?農産品及び科學技術のある暮らしの各ブロックに登場し、総展示面積は1600平方メートルに達して、前年より12%増加する予定。企業の所屬する業界は物流、交通、金融、教育、健康、食品、ヘルスケアなど多岐にわたる。魚の皮の塩味フリッター、中國料理と東南アジアの料理が融合した娘惹食品など、シンガポールの特色あふれる「ネット人気商品」が登場するという。
同連盟の張松聲代表は、「第1回輸入博が開催された時、シンガポール企業は強い出展への意欲を抱き、かなりの収益や効果が得られた。ビジネスマッチングイベントだけでも、シンガポールと中國の企業が協力了解覚書15件に調印し、総額は1億5200萬シンガポールドル(約120億3千萬円)に達した。今年はより多くのシンガポール企業が中國に行ってそれぞれの革新的な製品やサービスをお披露目し、中國や世界における協力のネットワーク拡大をはかる見込みだ」と述べた。
出展企業の一つ?傲勝國際私人有限公司の王明芝取締役副社長は、「當社は第2回輸入博というプラットフォームを借りてブランドの影響力を拡大し、中國の一線都市、二線都市以外の市場空間を開拓できるものと非常に期待している」と述べた。
今回初めて出展する中華食品廠有限公司の許乃洪取締役社長は、「世界の食品メーカーにとって、中國市場は広大で潛在力も非常に大きい。當社は輸入博への出展をきっかけに、ブランドの知名度を確立し、當社の既存の販売代理店ネットワークを突き固めるとともに、これまで進出したことがなかった地域で新たな販売パートナーを獲得したい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年10月15日