陝西省の西安交通大學(xué)が開催したテクノロジー成果発表會で、血液から血清を分離し、特殊な紙基材の検出キットを使ってその電気抵抗の変化を測定すると、早期のガンを検出することができるという成果が発表された。これによりガンの早期発見や予防、早期治療などを可能にすることができるとみられている。長期保存が可能で、費用も安価で検査に必要な時間も短いこの腫瘍マーカーの検出キットは、発表會で大きな注目を集めた。
西安交通大學(xué)で電気を?qū)煿イ工?年生の張さんは、絆創(chuàng)膏ほどの大きさの紙基材の検出キットを手にしながら、「例えば、膵臓ガンは診斷や治療が難しい消化器ガンの一つで、羅患率や死亡率が高いのがその特徴だ。経皮的マイクロ凝固療法(MCNT)の固定の大きさの試験紙の表面に、膵臓ガンの特異抗體を加えて蓄積させておいてから、さまざまな濃度の膵臓ガンの抗原を含む血清サンプルを試験紙キットの表面にたらすと、抗體が抗原と結(jié)合する。その時のキットの電気抵抗の変化を測定すると、膵臓ガン抗原の濃度の大きさの違いによる線型変化を測定できる。これにより早期ガンを発見することができる。また早期発見や早期治療の新しい方法を提供できる」と説明する。
この腫瘍マーカー検査の費用は100元(1元は約16.5円)ほどで、検査に必要な時間も2時間ほど。従來の検査方法の場合、約6時間要したため、検査時間が大幅に短縮されることになる。今後は、病院だけでなく、家庭でも検査できるようになるとみられている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月6日