ボルトン氏訪韓時、韓米高官は日韓関係及び韓米日の3カ國安保協(xié)力を維持することの重要性を強調(diào)した。韓國外務省聲明によると、康外相はボルトン氏と日韓間の摩擦に言及した際「日韓関係の一層の悪化を防ぎ、対話を通じた外交的解決を図ることが各國の利益にかなう。韓米はこの件について意思疎通を継続する」と表明した。
だが、韓國側(cè)聲明とボルトン氏が報道陣に示した姿勢から見て、米側(cè)は日韓摩擦の仲裁に入るか否かも、どう仲裁するかも明示していない。実はトランプ政権は現(xiàn)在まで日韓摩擦への介入に慎重な発言をしてきた。トランプ大統(tǒng)領は以前、もし必要があれば介入を検討してもよいと述べた。だが同時に、日韓が自ら問題を解決することをより望むとも強調(diào)した。また「たとえ同盟國であっても、ただでは手助けしない」というのが、トランプ政権の一貫したスタイルだ。
韓國メディアは聲明から、ボルトン氏は今回の訪韓の重點を在韓米軍の費用分擔額の引き上げ、ペルシャ灣岸地域の「船舶護衛(wèi)有志連合」への軍派遣を韓國に促すことに置いていたと考える。そして現(xiàn)在の日韓摩擦については「いくつかの抽象的、原則的立場」を述べただけで、なんら具體的約束はしなかった。
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これに先立ち、ボルトン氏は22日に訪日した際、日本の河野太郎外相、巖屋毅防衛(wèi)相、谷內(nèi)正太郎國家安全保障局長とそれぞれ會談した。雙方は日米同盟の強化、灣岸情勢などの議題に焦點を合わせた。共同通信の24日付報道によると、ボルトン氏は河野外相との會談で、日韓の爭いの仲裁に入る意思はないと表明したが、日韓の不和は日米韓協(xié)力に悪影響を與える恐れがあるとの認識も示した。