北京の獨身者の多くはIT技術者と大學生であり、主に中関村ソフトウェアパークや北京理工大學、天通苑といった同市西北エリアと大學エリアに集中している。その一方で二環路(北京市內を走る環狀道路)內は主に既婚者の居住エリアとなっている。
今年の8月28日は七夕節(舊暦7月7日)。このほどアリババは「七夕獨身者生存マニュアル」を発表し、ビッグデータを利用して、獨身者とカップルの集中するエリアを浮かび上がらせた。北京の獨身者は主に西北エリア及び大學エリアに集中する一方、カップルは藍色港灣や北京動物園、頤和園などの商業エリアと観光エリアに集中することを好む傾向が見られた。
▽ソフトウェアパークと大學が獨身者の集中エリアに
獨身者により良いサービスを提供するため、アリババは獨身者マップマニュアルを発表。同マップでは赤や青で各種グループの人々の集中レベルを表している。例えば赤は既婚者と戀愛中のカップルの集中レベルが獨身者より高く、赤色が濃いほどその集中レベルが高いことを示している。反対に青は獨身者の集中レベルが既婚者と戀愛中のカップルより高く、青色が濃いほどその集中レベルが高いことを示している。
マップによると、北京の獨身者の多くはIT技術者と大學生であり、中関村ソフトウェアパークや北京理工大學、天通苑など主に西北エリアと大學エリアに集中している。一方で二環路內には既婚者が主に集中している。
北京以外にも、アリババの獨身者マップマニュアルには上海、深セン、杭州、成都の四都市も含まれている。その中で、杭州はその獨身者集中エリアの特徴が最も北京に似ており、ソフトウェアパークと大學がその集中エリアとなっている。しかし、大部分のソフトウェアパークと異なり、アリババ本社がある杭州西溪園區では約6割の従業員が既婚者であり、獨身者の割合はわずか3割となっていた。
▽既婚者は七夕に600元以上を消費
アリババのデータによると、既婚者の86%は七夕當日ではなく、事前に消費活動をしており、8月13日から七夕に関する検索が増え始めていることが明らかになった。面白いことに、男性らは彼女に「何を買えばいいのか」分からないようで、ネットショッピングサイトの淘寶における検索キーワード「送女友(彼女にプレゼント)」の検索回數が「送男友(彼氏にプレゼント)」を大きく上回り、28萬回に達していた。
七夕ギフトのセレクトに関するアリババのデータを見てみると、チョコレートメーカーではフェレロ?ロシェが売れ行きトップで、チョコレートとセットで花をプレゼントというのが最も人気が高いギフトだった。また七夕ギフトとして、口紅も男性が愛を告白する際によく選ぶプレゼントの一つだった。
七夕にかける費用に関するアリババのデータを見てみると、今年の七夕では平均で既婚者が618元(1元は約16円)、戀愛中の男性は314元を消費という結果だった。獨身男性は當然ながらその消費額は最も少なく、平均で259元。なかには支出0元という人もいた。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年8月30日
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