中國科學院合肥物質科學研究院が発表した情報によると、同研究院技術生物研究所の呉正巖研究員のチームは、高出力電子線照射技術により、醫療廃棄物の殘留抗生物質をスムーズかつ便利に、低コストで分解できることを発見した。関連成果は科學系電子ジャーナル「Scientific Reports」に掲載された。人民日報が伝えた。
抗生物質は疾病治療の効果的な薬物として、広く醫療?牧畜業?水産業に活用されている。ところが醫療廃棄物の殘留抗生物質は深刻な大気汚染を引き起こす可能性があり、環境分野の解決すべき重要な問題の一つになっている。
同チームは研究を通じて、高出力電子線を照射することで、醫療廃棄物の殘留抗生物質を無機質もしくは有機質の小分子に直接分解できることを発見した。電子線が水の中で生まれるフリーラジカルを照射することによる酸化還元反応が、その主な原理だ。この方法により1時間で點滴瓶1萬本を処理することができる。コストは1本當たり約0.3元(約5円)で、応用の高い將來性を秘めている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月5日
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